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自分のミッション・ビジョン・バリューを作りました

自分でカルチャー作れば良くね?

いくつかのチームでは、会社全体のものとは別に、別途チームのミッション・ビジョン・バリューを明言しているところがあります。

QA組織の例で言うと、例えばマネーフォワードさんや、

ログラスさんなどが、会社のMVVとは別に組織でのMVVを策定し公開されています。

ミッション・ビジョン・バリューというのは、浸透していて初めて意味を持つものであり、単に作れば良いというものでは到底ありません。ですが、そこをあえて作ろうというところは、少なからず明確な指針や価値観を持っているから作ることができるのだとも言えます。

明確な指針や価値観を持ち、それを言語化できるチームというのは、なかなかないのではないかと思います。なので自分としては、そんな風に自分たちのミッション・ビジョン・バリューを言語化しているようなチームに憧れがあり、自チームもそんな風にできたらな〜とずっと思っていました。

しかし、チームのリーダーでもなんでもない自分が、「チームのMVV作りましょう!」とか言うのも変な話と思っていました。あるいは実際に作ることを想像しても、必要性の説明から、浸透させるところまで、あまりにも困難が多く思え、実現可能性は低そうだなぁと諦めていました。

そんな中、私はふと気がついてしまいました。

「自分のMVVを作っちゃえばよくね?」……と。

自分が自分の持っている指針や価値観を言語化して、それを行動において体現する。自分のMVVなら誰にも迷惑かけないし、勝手にやれる。良いものと思ってもらえたら周囲の人に共感を持ってもらえるだろうし、そうすることで、自分が言い出したものがいつの間にかチームの指針、チームの価値観になることもあるのでは!? 誰かが作ってくれるのを指を咥えて待つのではなく、自分を起点に作れば良いのだ!

そんなわけで早速作ってみました、私のMVV。勢いで作っているので拙かったり、後で変わるかもしれませんが、そういうのもMVVあるあるですよね。以下が私のMVVです。


Mission

より良くなってゆく喜びを、組織全体へ。

QAエンジニアの負う責任のひとつに「より良くする筋道を立てること」があると思っています。プロダクトやプロセスが改善されるポジティブな体験を通して、自他ともにより良いほうへ成長し、困難に立ち向かうことにもポジティブであれるような組織にしたいです。

Vision

品質のための知識と技術を学び、自分が関わる全ての品質を引き上げる。

プロダクト、プロジェクト、プロセス、そして周囲の人々、自分との関わりの中で、全てのものに対して「より良くなる体験」を提供できるようと良いなと思っています。そしてどのような場面においても「この人にいてほしい!」と思われるようなQAを目指します。

Value

もやもやドリブン 裏側への想像力を持つ なんか楽しそう 

「もやもやドリブン」は、大きな問いを見つけるためにも、小さなもやもやを見逃さず、そこからスタートしようというものです。

「裏側への想像力を持つ」は、QAとしてはブラックボックスでテストを考えるときのイメージが根底にありますが、これは対人関係などでも同様と考えます。物事の目に見える表面だけでなく、裏側で働く力学を想像することで本質を掴めるようにします。

「なんか楽しそう」は、とにかく楽しむことと、楽しそうであることが大事だということです。そうしたある種のポジティブさが、より良く変われるという希望的な展望を、周囲に見せるために必要と思います。

上から順に、「どうやって物事を始めるか」「どうやって目的地を見据えるか」「どうやって進んでいくか」にをイメージしています。


作ってみた感想

いざ言語化すると大きく出たナァ……という感があり気恥ずかしさがすごいのですが、まあ最初はそんなものかもしれません。

作りとしては、所属組織が持っているMVVにある程度準じる形で作りました。それは目下のところ自分の活動の9割以上が所属組織におけるものだからです。

社外活動がもっと増えたりしてくると、もう少し組織に依存しない形で、より自分が独自に目指すものとしてのMVVへと変化させる必要があるかと思います。そんな風に、自分の変化に応じてMVVも定期的に調整していけると良さそうです。

というわけで話は終わりですが、ありがちな締めとしての「皆さんも自分のMVVを作るといいですよ〜」なんてことは私は口が裂けても言いません(これだいぶ気恥ずかしいですよ)。

しかし、「カルチャーは誰かに作ってもらうのではなく、自分起点で作ればええんや!」ということは、とても重要なものだと感じているので大きな声でお伝えしたいところです。あなたから始められることをあなたから始め、少しずつでもより良い環境を作っていきましょう。

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