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『CHANGE』は『CHANCE』

こんにちは。

「今こそ!家にこもってできる趣味トーク」ということで、今回取り上げるのは、読書です。しかし、読書といっても、ここではストーリーの中で出会ったフレーズについて紹介していきたいと思います。

『CHANGE』(変化)は『CHANCE』(好機)

これは、僕のお気に入りの本のひとつである原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」の中でのフレーズです。英語の綴りを見ていただければわかると思いますが、「CHANGE」と「CHANCE」は紙一重。ほんの少しの違いしかないんです。

現在、新型コロナの影響で世界規模で様々な変化が訪れています。

僕自身にも少なからず影響がありました。今年9月から1年間の海外留学を予定していたのですが、このような状況となり、延期せざるを得なくなりました。昨年度末から手続きを重ね、やっとのことで留学受け入れが決まった矢先の事態でした。留学には、多少の不安もありましたが、それでも大きな期待と希望を持ち、目標のひとつとして、「さぁ、これから!」という時期に…。再開の目途もたたない。世界規模での非常事態であり、仕方のないことだと理解してても、正直気持ちが腐ってしまいました。

そんな時、ふと頭に浮かんだのが、

『CHANGE』は『CHANCE』                   

いつまでもふてくされてても何も変わらない。予期せぬ変化もチャンスに繋げよう、と、この機会をきっかけに、人生設計の見直しを図ることにしました。そして、新たな人生設計をもとに「」、「ここで」できることに取り組む。このフレーズは、こういった気持ちの転換をもたらしてくれました。

小説自体は数年前に読んだものであり、物語の内容は「確かこうだったかな…。」程度しか覚えてませんでした。しかし、このフレーズは頭の片隅に引っかかっていました。ストーリーの中で出会ったフレーズだからこそ、小説内の登場人物と僕自身の背景を重ね合わせ、より印象強く残っていたのかもしれません。

『CHANGE』は『CHANCE』                     

GをCに変える、ちょっとした勇気を持って  

このような事態は、多くの人にさまざまな変化を与えるものになっています。しかし、意図せず生じた「CHANGE」も「CHANCE」に繋がると信じて、あるいは自らの意思で、ほんの少しの勇気を持って「CHANGE」を生み出してみる、というように前向きにこの事態を乗り切っていきましょう。

原田マハさんの「本日は、お日柄もよく」は、「スピーチライター」に焦点を当てた小説です。メジャーな職業とは言えませんが、言葉を操る仕事であり、小説の中でも心に刺さる言葉が散りばめられています。自宅で過ごす時間のお供におすすめの一冊です。

スタッフT

           

休んでかれ。