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東京都 オオホソコバネカミキリ採集記

2022/7/11 東京都 奥多摩


お久しぶりです。
近頃では、3年以上続けれきたバイトを辞め、残りの大学生活を楽しもうと今は自由な毎日を過ごしています。
ふと振り返ると留学やテニスサークル、バイトや趣味の旅行に昆虫採集…と存分に学生生活を満喫してきました。(まだ終わっていないが笑)

就職活動も大学の前期授業も終わり平穏な日常を取り戻しつつあるため、久しぶりに採集記(今回はクワガタでは無い)を綴ろうかと思います。

私は、通常夏の採集は街灯巡り位しか行わないのですがどうしても採集してみたい虫がいたので遠征に行ってきました。

今回狙う虫はその名も"ネキダリス"  ホソコバネカミキリと呼ばれるカミキリムシです。
私はカミキリには詳しくありませんので自慢げには語れませんが、ネキダリスが持つただならぬ造形美に魅力を感じてしまいました。。。

今回はカミキリ屋の友人と私の2人で"なにかしろネキが見たい"と今年初の奥多摩方面へ向かいました。

去年の同じ時期にも訪れており、その時は"オダイ"こと「ヒゲジロホソコバネカミキリ」や「オオチャイロハナムグリ」を採集できました。

去年採集個体のヒゲジロホソコバネカミキリ
去年採集個体のオオチャイロハナムグリ


そして、奥多摩には早朝到着し登山の準備を整え登山開始。

結構な急斜面を1時間弱かけ登っていきます。

早朝出発のためとても涼しい


永遠と登っていきます。
標高が1000m近くになるとアブが…

標高を上げると人間の吐く二酸化炭素と出す汗に反応し、大きめのスズメバチの様なアブや小さなハエがひっきりなしに飛んできます。

これがこの採集の辛い所。雑虫が大の苦手な私にとって、立ち止まると刺されるという恐怖が始終付き纏うのは相当の地獄でした。

アブは相当の量が飛んでくるのと、どうしようも無いのでその都度潰していました。

アブは見た目も嫌で特に
大きな複眼がとても気色悪いです。


道中、綺麗なオオトラフハナムグリを見つけました。

模様がユニーク

ポイントに着いた頃には汗だくで、一行は既に疲弊していました。

しかしここからが本番であり、1番辛い所。

良さげなミズナラやタンナサワフタギなどの立枯れを永遠とルッキングで周回していきます。

今回は未採集でもあるトガリバホソコバネカミキリも狙っていたのですが、時期的にもポイント的にも厳しい様でした。

永遠にポイント周辺を周回。。。

すると

また見つけました。


オオヒラタエンマムシ?も発見


野外活動中のミヤマツヤハダクワガタを発見


以外にも初の東京都産でした。

カミキリムシの姿すらなかなか拝めません。

しかし奥多摩の天候は良好。

画像で見る限りでは涼しげな雰囲気

周回し続けてちょうどお昼を回った頃、新鮮で良さげな立枯れを良く見ていると…

下部にはツリガネタケも

表面に何やら怪しいハチのような虫を発見!

写真を撮る間もなく手が伸びてしまった笑!!

手づかみでゲット!

これは…

ネキ!ダッ!!

オオホソコバネカミキリ!!(初採集)

ネキいた!と友人にも報告すると友人も立枯れ上部にてソリダを見つけ無事に採集していました。めでたし。

いや〜ここまでの苦労が一応報われたと。。

私は疲労もありましたがこの時既に満足でした笑

次に副産物のオオチャイロを探さねばと樹洞探しへ。


幼虫ですが見つけました。
フレーク土と共にプリカへ。

3令中期、1年後には羽化する予感

友人は追加でアルマンを採集していました。
お昼を食べた後、体力の限界が近づいてきた午後2時を目処に下山。前日に寝ていなかったのが要因ですね。

下山後涼をとろうと日原鍾乳洞へ。

冷気を感じる…!

中は10℃程で涼しいと言うよりむしろ寒かったです笑

鍾乳洞って感じ。

登山とアブの猛攻が辛いネキ採集となりました。

私は1種類のみでしたがとりあえずネキを採る目標は達成出来て一安心でした。

帰宅後撮影
ハチにしか見えない

他の採集品は以下の通り。
現地ではキヌツヤをよく見た印象。

欲を言えばフォルモサも欲しかった…

〆た後標本に。

以上奥多摩ネキ遠征でした。






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