応援しているスポーツチームがある、ということ
Bリーグにハマっている
2年前に、帰省したときに観戦したのをきっかけに、Bリーグにハマっています。
特に、地元のチームであるスサノオマジックを応援しており、去年の帰省時にもホームゲームを観に行ったし、先日は横浜戦を友人と観に行きもした。
(なお、僕が観に行った試合は全部勝ってる)
観戦している日以外も、試合のある日はバスケットLIVEから目が離せず、試合の動向を追いかけてしまっています。
これまで生きてきて、特定のチームを応援する、というのは初めての経験です。バスケは小学校から、ベンチウォーマーとして長年プレイしていたけれど、バスケのプロリーグは小さい頃はなかったし、他のスポーツにそこまで興味がない上に、バスケ以外のプロチームも島根にはなかったので、帰属意識を抱きながら応援できるチームというものがありませんでした。しかし、ここにきて島根スサノオマジックです。馴染みの深いスポーツであるバスケで、自分の地元を代表するチームがある。
しかも、去年は西地区2位。エースのペリンビュフォードは2023年Bリーグ得点王。島根のチームが強い。
勝つこともあれば負けることもある
応援しているチームが勝つのは嬉しいものです。プレイのレベルも上がっているので、観ていて楽しい。ところが、2024年に入って、まさかの5連敗。
勝ち続けているときは、あるいは、一勝一杯くらいで拮抗しているときは、Bリーグ楽しいなあという気持ちでいられたのですが、応援しているチームの負けがかさむと、めちゃくちゃ自分のメンタルが削られる。しかし、冷静に考えてみると、おおよそ、半分のチームは負け越すわけで。
応援しているチームが勝つのは嬉しいが、自分の感情を勝ち負けに左右されたままだと、精神衛生上よろしくないし、そもそも、優勝だけが正義だとすると、スポーツビジネスって成り立たないよな、と思って、自分の感情のやり場を考えてみました。
これは「推し活」なのか??
応援しているスポーツチームもなければ、「推し」のアイドルとかもいない人生だったのだけど、ここにきて、「え、俺ってスサノオマジックを推してるの??」と思って、「推し」についての本を読んでみました。
ある本によると、「推し」のスタイルには大きく二つあって、承認欲求を投影するか、所属欲求を投影するかあるらしいです。
(全部を読み込めたわけではなく、文意をちゃんと汲めているかすごく自信がないので題名の紹介は割愛・・・)
承認欲求を投影する推し方
スサノオマジックは、数年前まで、「島根から日本一を目指すのって難しいかもしれないけど、僕らがやります!!」と自分たちをプレゼンしていました。
これは、まさに承認欲求を投影してくれ、というメッセージと言えそうです。
上記のリンクにあるポスターにはこう書かれていました。
しかし、あいにくだが、このスタイルでは僕は応援できないなー、と思ってしまったのでした。これはぼくにとっては、愛憎が深くなりすぎるなー、と感じました。
「なんで俺の代わりに日本一になれないんだよ!!こんなに応援してるのにっっ!!」となりそう。承認欲求を投影するのは僕には向いてないのかもしれないです。
所属欲求を投影する推し方
一方で、僕がスサノオマジックを応援するにあたって、ある種の「希望」を感じたのはこの試合。
結果としてスサノオマジックは長崎ヴェルカに負けてしまったのだけど、ペリンと馬場雄大のバチバチのマッチアップは、観ていて最高に楽しかった。
高校時代の自分にヒントが・・・?
意外と、ヒントはなんだかんだ高校時代の自分にあるのかもしれない。なにせ勝てないバスケチームの応援をすることについては、僕には一日の長があります。
高校の部活では、自分自身は試合にほとんど出れない。さらにチームもそんなに勝てるわけでもない。だけど、3年間部活を続けられたのはなんだったのか。冷静に考えて、部活を辞めるという選択肢が当時の自分にあったとも思えないけど、とはいえ、部活を続けられたのは、なんだかんだ、バスケは楽しいということと、チームへの所属欲求が満たされていたからなのかもしれない。「部活が楽しい」という状態に満足していた、ということですね。
(それを「推し」と呼ぶとは思えないので、「推し」の文脈からは大きく外れるんだけど・・・)
そう考えると、心の安定を保ちながらスサノオマジックを応援しようと思ったら、自分もチームの一員なんだ、と感じられる状態を作るのがいいのかもなー、と思いました。
しかし、所属している感覚を得るのに一番いいのは、バスケットLIVEでみるんじゃなくて、現地に観戦に行くことなので、それはそれで、修羅の道でもあるんですが・・・(お金かかるから・・・)
とか書いているうちに、ついにスサノオマジックが連敗を止めました。そして試合終了間際のペリンのダンク。
なんだかんだいって、やっぱり勝つとうれしい。笑
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