テニスタ_post

テニススタジオの目指すゴールは何か?

突然ですが、テニスを軸に生きていくことにコミットし、テニススタジオを立ち上げました。

テニススタジオのミッションは、「テニススクールに革命を。」もらたすことです。スタートアップや新規事業の立ち上げを経験したエンジニア、デザイナー、マーケター、セールスがテニススクールが抱える課題の解決を全力でサポートしています。

今日は、このミッションの背景にあるゴールについて、説明したいと思います。

1. 【結論】 テニススタジオのゴールは?

テニススタジオが目指すゴールは、
「いつでも、どこでも、好きな人とテニスできる環境を作ることです」
(チームとしてのゴール小さくない??と思った方は、なぜ、テニス事業にコミットしたのか?も合わせて読んでいただけると幸いです。)

ようするに、テニスしたいな!と思った時に、テニスできる環境が揃っている状態を作ることが、私たちのゴールです。

このゴールを達成するために、私たちが最初に行うミッションが「テニススクールに革命を。」もたらすことです。

しかし、このミッションに、スムーズに達したわけではありません。。

ここに来るまでに、1年間ほど、色々な取組をしてきたので、経緯について説明させてもらえればと思います。

2. アプリをリリースするも、全く広がらない!

私たちは、約1年間、色々な方に話を伺ったり、小さくサービスをリリースしたりして、ユーザのインサイトの調査をしていました。

実は最初は、いつでも、どこでも、好きな人とテニスできる環境を作るというゴールを直線的に達成しようと思い、登録しているだけでテニスに誘われる!」オンラインテニスマッチングアプリ「リンテニ」をリリースしました。

テニス好きな友達はたくさんいるので、1ヶ月くらいで100人くらいの方に使ってもらい、数値を計測し、観察をしていましたが、シミュレーションのように数字は伸びていきませんでした。

画像1

バイラルが伸びていかないのは、想定内でしたが、致命的だったのは、練習会の開催数と参加数が伸びないことです。

3. なぜ練習会の開催数と参加数が伸びないの?

この現象を分析し、導いた仮説としては、
私たちのまわりにいるテニス好きな友達は、すでにテニスができるコミュニティを持っていて、テニスを楽しんでいるから、インターネットで練習会を探すというモチベーションもないし、練習会をオープンに募集したいという欲求も強くないということでした。

また、人類は、好きな人と一緒に過ごしたいということです。見ず知らずの人が開催したテニスの練習会には、何か強烈な目的がない限り、基本的に参加しないという仮説です。
このリンテニは、フットサルのサービスである「個サル」からアイデアをもらいましたが、テニスはフットサルと違い必要な練習相手を集めるハードルがとても低いのです。つまり、インターネットでオープンに仲間を募集する必然性がなく、仲間内でワイワイテニスすることが可能なのです。

4. じゃ、誰がターゲットユーザなの?

テニスのコミュニティがある人は、そのコミュニティでテニスするなら、ターゲットユーザは、必然的にテニスのコミュニティがない人となりました。

ここで、純粋な疑問が起こります。テニスコミュニティがない人って誰?
テニスコミュニティがない人で、テニスしたい人って、たとえば、社会人からテニス始めようとしている人で、テニス経験がほぼない人とか?

えっ、でも、テニス経験がない人って、練習会を主催したり、飛び入りで練習会に参加するの?という問いにたどりつきました。

というのも、テニスをしている人なら分かると思うのですが、テニスするには、テニスコートを確保しなければなりませんが、これがとても難しい。特に、ゴールデンタイムである土日や平日の夜は、公営テニスコートは空いていません。また、民間テニス事業者のレンタルコートは、空き状況をインターネットで検索できないところが多く、途中で断念します。(料金も割高)

テニスほぼ初心者が飛び入りで練習会に参加するって、心理的なハードルめっちゃ高いよね!!という結論に達します。

このような状況の中、まったくプロモーションをしていない「リンテニ」に少数ですが、ユーザ登録をしてくれる人や練習会を開催してくれる人たちがいました。

その人たちは、テニスを生業にしているテニスコーチでした。

5.  私たちの顧客は誰か?

この出来事をきっかけに、テニスコーチやテニススクールに課題のヒアリングにいき始めました。私たちの活動内容を話すと、皆とても共感してくれるとともに、集客やマーケティングに悩んでいるから、経営に入って欲しいと、声をかけていただける機会が増えてきました。

経営の実情を聞いていくと、有名なテニススクールでも、かなりアナログな部分が多く、顧客管理できていなかったり、とても良いコンテンツがあるのにもかかわらず、ちゃんと発信できてなかったりと、私たちが力になれることが沢山あることが分かりました。

また、この時、テニススクールは、新しくテニスを始めたい人たちの受け皿になっていることが分かります。冷静に考えれば当たり前なのですが、錦織圭が活躍したニュースを見て、テニス始めたいと思い立ったら、インターネットで練習会を探したり、社会人サークルを探したりするのではなく、環境が整っていて、安心なテニススクールにいくでしょ!ということに気づきます。

6.  いつでも、どこでも、好きな人とテニスできる可能性

いろいろな課題をヒアリングしていく中で、テニススクールと併設されているテニスクラブの仕組みに気づきます。実は、いつでも、好きな人とテニスをする仕組みは、テニスクラブ会員の仕組みそのものでした。

テニスクラブ会員は、わりと高めな入会金を支払うことで、会員がテニスコートを利用できる仕組みです。ふらっと、自分の好きなタイミングでテニスクラブに行くと、慣れ親しんだ人とテニスができるのです。まさに、いつでも好きな人とテニスできる!仕組みでした。

しかしながら、このテニスクラブ会員の仕組みは、限界をとうに超えてしまっています。日本テニス事業協会の平成8年のレポートでは、すでに会員制テニスクラブの減少傾向が述べられています。また、最新のレポートでも、テニスクラブの経営は減少し、テニススクールに業態を変えているところが多いです。つまり、テニスクラブは、この20年間ひたすらに減少しているのではないでしょうか。

このような経営課題があるものの、私たちの取組に共感してくれるテニススクールやクラブと協力し、時代にフィットしたサービスやテニスコミュニティを形成していくことでを、私たちのゴールである「いつでも、どこでも、好きな人とテニスできる環境を作る」を達成できるという結論にいたりました。

さいごに

テニススタジオで掲げたミッションと、目指すゴールを説明しました。まだ走り始めたばかりのチームなので、目立った実績はありませんが、このチャレンジに共感してくださるテニススクールやテニスコーチ、プロテニスプレイヤーが見つかり、さらにアクセルを踏んでいけそうです!

テニス事業で困っている方や、テニスのことが大好きで何か取り組みに興味がある人がいれば、お気軽にホームページか、Twitter(@kiyotaka86)で、DMいただけるととても嬉しいです!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?