雨の池袋と紙切りパンダ
紙切りの正楽師のところへ行きたくて、新宿か池袋か…雨だしお客も少ないだろうし、いちばん身近に感じられる池袋演芸場へ。文菊師もさん喬師も出演だし。
もうすぐみなさんに会えなくなるのは、この上なくさみしい。
雨だろうと、雨でも意外と立ち見なほどお客が入ろうと、落語はいつもと変わらず、なんとも居心地よい時間だ。
文菊師は、「三方一両損」。江戸の職人風情と言葉にならないコトバの語りが、いつも笑わせてくれる。
さん喬師は、「笠碁」。雨と寄席に置いてあった古今亭志ん生師の将棋台が、どこへいったんだろうと。もしやあの人が、持って帰ったんじゃ?っていう鉄板マクラ。もう何度聴いただろう。いつからかマララで、演目までわかるようになってて、落語と一体になれた気がして、少しうれしくなる。
そう、今日は正楽師にパンダ🐼を切ってもらいたかったんだけど、やっぱり旬のお題が優先されてしまう。想像を超える完成度の相合傘に始まり、除夜の鐘、ねずみとかね。もう12月の年の瀬だしね。
それでも最後に正楽師のパンダ🐼がほしい。想い出なんだ。次は、末廣亭行ってみるか。
それとも自分で切ってみるかw
正楽師への想いをいつか綴ってみたい。カラダを揺すって紙切りをする師匠は、安心のかたまりなのだ。