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創造のミルフィーユはディスカッションで積み重なってく

友人に、SWA(創作話芸アソシエーション)のことが書かれた本をもらった。まだしっかり読めてないんだけど、以前綴った時にモヤモヤしてたコトが書かれていた。

前綴ったのは、それぞれの物語が連なっていく相乗効果みたいなことだったと思う。

活動休止前のSWAの本には、それぞれの刺激を受けた興奮が描かれていた。ワタシも興奮した。

落語をするために、演者としての役割や、噺の演出までを手掛けるのは、基本1人で行うものだ。とても孤独な作業だし、さまざまな刺激を変換する能力が必要である。そのため、お客の反応を指針にすることが多い。

SWAのメンバーは、上記のような「噺家的思考方法」に上乗せして、噺家同士、創作者同士でディスカッションする。そんな現代的な共同思考を繰り返して、落語を創作していくことをやったのだ。

そのプロセスが、落語という話芸において画期的なことだったと思う。

お互いの創造が、積み重なって新たな落語という創作が練り上げられていくプロセスこそが、SWAの魅力の根源なんだ。

このメンバーに限っては、落語界の序列システムも無効にしている。それは、すべて創作のため。落語のため。

お客にご贔屓さんの「5」という背番号が割り振られているのも、なんともうれしくなる。


来年の活動がさらに愉しみになってきた。さあ、もう一回熟読しよーっと。

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