無観客ライブのススメ
僕は今、会社員です。
バンドマンじゃなくなって、早4年。
早い。。。
得たものもあるし、失ったものもある。
そんなことを振り返られるようになったのもここ最近です。
がむしゃらに働きました。
スタートが10年も遅れた社会人ですので。。。
必死にいろんなことを覚えてきました。
パンデミックとアマチュアミュージシャン
そんな昔のことを振り返られるようになった今、COVID-19 新型コロナウイルスが世界に猛威をふるっています。
イベントは中止、延期、ライブさえも中止を余儀なくされている。
そんな中、僕はツイッターに流れる、アマチュアミュージシャンの憤りやライブハウスの憤りに憤っている。
「ライブハウスは被害者だ」
「こんな自粛ムードだからこそライブをするべきだ」
「自粛ムードで狂いそう」
・・・みんな何を言っているんだ・・・?
なにか勘違いをしている。
2011年3月11日に発生した、東日本大震災以来の大変な時期に重ねている方々が多いようだが、
皆さん、なにか勘違いをしておられる。
地震の当時の自粛ムードは、文字通り、こんなときにライブをするのは不謹慎だ、というようなムードが高まったため、そのようなことが起きたとおもう。
ただ、今回の自粛は、国からの要請であり、本人たちが自ら自粛するのは間違っている。
今回は、パンデミックであり、国としてクラスターを発生させないための処置である。
だからこそ、人が密集することは避けていただきたい、という国からの要請であって、自粛ムードとはわけが違う。
自粛せよ、という強制力のない要請である。
今後、国が非常事態宣言を発令した場合、自粛どころか国民は家から出ることを許可されなくなる可能性があるため、自粛を通り越すことになる。
それほど自体は深刻なのだ。
それなのに、やれ、自粛ムードが、などと・・・以下略。
そもそもアマチュアミュージシャンに選択肢などない。
どれだけお客様を呼べるのか。
むしろライブをしても安全なのかもしれない。客が少なくて。
ライブをやる側は、安全を考慮するのがプロというものだ。
インターネットとアーティスト
インターネットの技術は、5年前に比べ、確実に進歩している。
僕がバンドをやめるころは、dropboxが流行り始めた頃だ。
youtubeも流行り始めだ。
今や、youtubeで配信できる。
webrtcの技術を駆使して、無観客ライブをし、投げ銭制にするのはどうだろうか。
ライブ映像を配信することで、収益を得ることを考えるのはいかがだろうか。
映像を配信することで、以下のメリットが有ると僕は思う。
・映像を残せる
・不特定多数の方が閲覧できる
・投げ銭制にすることで、収益は無限大
映像を残すことで、ライブパフォーマンスの反省ができるだろう。
不特定多数の方が閲覧できることで、ファンを獲得できるだろう。
投げ銭制にすることで、収益を得ることができる。
いいことづくめだ。
もし、この提案で、ひとつでも達成できないようなバンドがあるのであれば、今すぐプロになることを諦めることをおすすめする。
いつまでもアマチュアでいるべきだろう。
僕は、この世界的パンデミックによって、ミュージシャンはふるいにかけられるのではないかと思っている。
いい音楽、いいライブは、配信を行っても必ず残るだろう。
しかし、そうでないものは、収益化できないでしょう。
収益化できないアーティストは、何が悪いのかを見つめ直すべきだと思う。
僕らのバンドも、そういう見つめ直しができなかったから、解散したんだと思う。
この状況は、チャンスだ。
プロを目指すアマチュアミュージシャンは、ぜひ無観客ライブを敢行して、自分たちの実力を試してほしい。
そして、どん底を味わい、次のステップに踏み込むべきだ。
そうすれば、道が開かれ、レベルアップできるはずだ。
インターネットの世界はどんどん加速する。
これからのアーティストは、インターネットとの融合を果たさなくてはならない。
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