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【大河ドラマ】鎌倉殿の13人 第4回「矢のゆくえ」感想

第4回感想です。
サブタイトルが「矢のゆくえ」で「矢」がテーマでしたね。

さて、源頼朝の挙兵はくじによって8月17日と決まります。
劇中で触れられた通り、この日は三島社の祭礼でした。
暦は太陽暦となりましたが、三嶋大社の祭礼は今も8月15~17日の日程で行われます。

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挙兵のための兵が義時の想定通りに集まらない中、源頼朝が「源氏の棟梁」である自分が坂東の田舎武士に頭を下げられるかと渋る場面がありました。
ただ、当時の頼朝は罪人で流人で無職という存在であり、「源氏の棟梁」は自明のものではありません。限りなく自称に近い。
なので、この後、木曾義仲や甲斐源氏は頼朝とは無関係に独自に挙兵するし、常陸の佐竹氏にいたっては清和源氏でありながら平家方に与し、頼朝と合戦をすることになります。

甲斐源氏については過去の連載で詳しく触れましたのでお時間ある方はお読みください。

そして、冒頭に触れた矢の話。
佐々木経高が堤信遠の屋敷に放った矢がいわゆる源平合戦のはじまりとなり、鎌倉幕府の史書『吾妻鑑』は
「是、源家の平氏を征する最前の一箭也」(これが源氏が平氏を征する最初の一矢となった)
という名フレーズで記します。

ただ、『鎌倉殿の13人』では八重から頼朝・義時への一矢を描くことで「最前の一箭」がもう一つあったことを描きます。
もちろんこれは創作ですが見事な演出だとうならされました。
第4話はあの場面に尽きますね。

さて、八重は実在の人物でありながら、頼朝と別れた後の生涯はよくわかっておらず、劇中ではほぼ創作のキャラクターとなります。

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おそらくは、〇〇の妻となり〇〇を産むことになるのだと予想されますが、一体いつまで生存した設定にするのでしょうね。
正妻として他に2人の女性が登場するはずですので、そちらを誰が演じ、八重とはどういう人間関係が描かれるのかは楽しみなポイントです。

そして、堤館に矢を放った佐々木経高ですが、この人は最終番まで登場することになるかもしれません。
下記記事で触れていますのでこちらもお時間あればお読みください。

来週は石橋山の戦いとなりそうですね。
予告で梶原景時が初登場。
来週も楽しみです。

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