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朗読試運転 第3回

オペラ「蝶々夫人」より~或る晴れた日に

自分が憧れるひとー皆様はすぐその方のお名前が何人くらい出てくるでしょうか。実際の生活圏の中にいる人、画面の向こうの人、物語の中の人、自分が追いつけないところにいる人ー物語や劇中に登場するヒーローやヒロインまたは画面や舞台に登場するタレントさんなどにも、それはそれは格別な思いを抱かずにはいられませんよね。この気持ちこそが現代のヲタ活の根本でしょうか。

今回はこの世に沢山ある物語に出てくるヒロインのなかで最も憧れる「蝶々夫人」を取り上げました。言わずと知れたプッチーニ作曲のオペラ「蝶々夫人」。日本人女性のDNAに組み込まれているのではないかと思うくらいに憧れ、または共感し続ける特異なヒロインの一人です。多くの方は、たとえばフィギュアスケート浅田真央さん、宮原知子さん、山下真瑚さん他海外選手も多く楽曲使用しているのをご覧になられていると思います。

https://www.youtube.com/watch?v=LvUXq2PVNNE

そうでなくても、世界的デザイナー森英恵さんは、海外でオペラ蝶々夫人をご覧になり、日本人女性の描かれ方や扱いが酷くて、日本人女性はこんなに惨めではないと憤慨された、というのも有名なエピソードの一つです。

それでも私が蝶々夫人に憧れてやまない理由は、この歌が難しくて歌えないということもありますが、他に

『愛する人を信じ抜いて待つことを貫く美しさと強さ』ー言い換えるなら

愛する人のことを「この人が好きです」と物怖じせず心の中に強く秘めるプライドの高さがあるからです。

今回の朗読は、オペラの物語、その世界観をなるべく壊さずに、そして劇中にも登場します蝶々夫人お付きの女中スズキの目線で物語風にしました。

Un bel di vedremo(ある晴れた日に、私たちは見る)

蝶々さんの語り部分はそのまま歌詞なんです。紳士諸氏、日本人女性はとても美しいので、大切にお取り扱いくださいますように。

kym朗読時間~物語の向こう側

https://stand.fm/channels/601fc64085b142d0d859ff7a

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