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人生初の持ち込み①別マ編



大学1年生の春、夜行バスに乗り、1人で東京へ向かいました。


東京へ行くのも、持ち込みへ行くのも人生初で、
ワクワクドキドキしながら
バスに揺られていました。


ですが朝方、バスの窓から東京の景色を見た時の
感想は、

『梅田(大阪)と変わらんやん』

なんや、あんまり変わり映えないなぁと
ちょっと残念(?)に思いながら下車しました。


それはもちろん大きな間違いだったのですが。
歩けば歩くほど大阪とは比べ物にならないぐらいの
高層ビルがそびえ立っているのを見て、
東京に来た!とジワジワと実感しました。


約束の時間が近づいて来たので
遅刻しないように早めに電車に乗りましたが、
調べたにも関わらず乗り換えに苦戦しました。
都会の電車は難しいですね…(田舎者)

なんとか集英社へ辿り着きました。
時間までに余裕を持って着いた、よかった、と
ほっとしたのも束の間。

実は集英社はビルが何棟かあり、
私が着いたビルは本社とは違うビルでした…。
(下調べ不足でした)


受付嬢の方が親切にマップを下さったので、
見ながら歩きやっと本社ビルへ。


受付嬢に約束の時間と担当者の名前を伝え
持ち込みブースへ案内され、しばらく待っていると男性編集者が来られました。


お互いに挨拶を済ませた後、すぐに作品を
読みはじめました。


無言の中、ページをめくったり、戻したり、
時にはあるページをじっと見ていたりと、
一挙一動が気になり気持ちが
落ち着かなかったです。


そして読み終わり、声をかけられたのですが
緊張度がMAXに達していたせいか、
かなり掠れた声で
「はいっ」と返事をしてしまったので
「風邪引いてるんですか?」と心配されました笑

「緊張してて…」と伝えると
「深呼吸して〜」と言ってくださったので
その一言でやっと緊張がほぐれました。(遅い)


そして一通りアドバイスを頂いたのですが、
初めて描いた作品にしては頑張っていると
お褒め頂きました!
ですが基礎が何もわかってない状態だったので
基礎的な事や技術面を主にご指摘されました。

時間は30分ぐらいだった気がしますが、
聞きたいことも聞き、自分の欠点や課題が沢山
見えてきたので持ち込みして良かったです。


次回別冊フレンドとデザートへ持ち込み編書きます。

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