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自ら撮影したマゼランペンギン写真を写真集にしました

マゼフェスに合わせて写真集を制作

先月の6月25日、26日に新潟県上越市にて
『マゼランペンギンクラフトフェスタ(通称 マゼフェス)』が開催されました。

私は、そのフェスに『ペンギン大学』として初出店。

フェスの名前の通り『ペンギン』、
特に『マゼランペンギン』を中心とした
ハンドメイドマーケットだったので、
私もこのフェスに向けて作品を作り上げました。

それが『野生のマゼランペンギン in アルゼンチン』です。

マゼランペンギン写真集 表紙

仕事で行ったマゼランペンギン野生地

2018年の暮れ、私はNHKの野生のマゼランペンギン取材に
技術スタッフとして同行しました。

このnoteには、まだその時の事を綴ったことがないので、
note以外で私のことを知らない方は「???」かもしれません。

偶然が偶然を呼び、この仕事に巡り逢いました。
(その詳細は写真集内の『あとがき』に記載しています)

約40日間、アルゼンチンのマゼランペンギン生息地に
ほぼ毎日足を運ぶことができました。

仕事の傍ら、私自身も持参した一眼レフカメラで
写真や動画を撮影。

合計2000枚を超える写真。

この写真を活用することはできないか
と思い、

先にお伝えした『マゼフェス』に合わせ、
写真集を作ろうという運びとなりました。

写真集の中の1ページ。A4で見やすいサイズ。

写真集作りを経て本作りの大変さを知る

全80ページの写真集は、出版社を通さず
私が全てイチから構成・レイアウトをしました。

同人誌等を印刷している印刷会社に
完成PDFデータを送り形にして頂きました。

約1ヶ月間、写真集作りに集中したけれど、
本を作るとはこんなに大変なのかと痛感。

『写真集』と言っても、
ただ適当に写真を散りばめても意味がない。

【本】という、一つの世界を作る訳なので、
始まりがあって終わりがある流れを作る事。

誰に教わった訳ではないけれど、
多くの書籍を読んできた中で、気付かされた事です。

  • その写真を通して何を伝えたいのか

  • どういうストーリーにするのか

  • 見開きの写真をどれにするか

  • 動画をどこに入れ込むか(QRコードを読み取ると動画が見れる仕様)

  • 最後はどの写真で締めくくるのか

2000枚の写真をまず300枚ほどに絞り、
そこからカテゴリ分け(『海岸』『親子』『ヒナ』等)をし、
そのカテゴリをどういう順番でページに振り分けるかを考えました。

そして更に、
写真を厳選し、
写真やコメント文字を1ページ1ページレイアウト。

最後には一般書籍にあるように、
『あとがき』『参考文献』『奥付』を記しました。

データ納品締め切り数日前は、ほとんど寝ずの作業
最長42時間作業をし続けました。

身体はヘロヘロ状態だったけれど、
不思議と楽しくて、幸せでした

大好きなペンギンのことで時間を費やす事ができる。
そんな嬉しさからかもしれません。

寝ずの作業の甲斐あってか、
マゼフェス前に無事写真集が刷り上がりました。

写真集の所々にQRコード(URLも記載)があり、それを読み込むと限定動画が見られる

マゼフェス当日、多くの反応を頂けた写真集

住んでいる愛知からマゼフェス開催地の新潟はとても遠いので、
前日から車を走らせて行きました。

『出店』ということ自体初めてだったので、
とっても緊張しましたが、同行した夫のサポートもありなんとか2日間
楽しい時間を過ごす事ができました。

事前にTwitterで告知等をしていたので、
この写真集目当てに来て下さった方々もいたり、
何となく立ち寄った地元の方もいました。

立ち寄って下さった方には、
写真集の事やペンギンの事などをお話しました。

「ペンギンって寒い所に住んでるんじゃないの!?」と
野生下のマゼランペンギンが砂地に営巣しているのに驚いたり、

「この近くの『うみがたり(上越市立水族博物館)』で
飼育しているペンギンが野生下だとこんな感じなんですよ〜」
と伝えると興味を持って頂けたり、

「こんな場所で、こんな本格的なペンギンの本に出逢えるなんて!!」
と感激して下さった方もいらっしゃいました。

見本の写真集を見せながら話している様子

もちろん写真集を購入して頂けた時は嬉しかったですが、
そうでなくとも、
ペンギンについて語り合えた事自体が
とっても嬉しい事でした。

写真集、通販でも購入できます

今回の写真集制作に伴い、通販サイトをリニューアルし、
写真集をネット注文できるよう通信販売を開始しました。

一種類のペンギンを全80ページに渡ってまとめてある書籍は
もしかしたら世界でも他にないかもしれません。

日本のペンギン界第一人者である上田一生先生にも、高評価を頂きました

鈴木起世美さんの新しい作品は、マゼランペンギンに焦点をあて、
自ら野生地で観察した豊富な経験とデータを基礎として、
丁寧にまとめられています。
「ペンギン」という大まかな括りに甘んじることなく、
1種のペンギンにフォーカスして、
その生きものの実像に迫ろうとしています。

無数の動画、映像が溢れる中、このような編集姿勢が、
新たな「ペンギン・フォトジャーナル」の世界を創出していくと
考えております。

ペンギン大学より

興味ある方は、通販サイト『ぺんきょー会 ぺもの店』より
お買い求めください。

限定動画19本も見られるのでお買い得!かと。


最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

鈴木 起世美


マゼランペンギン野生の姿を写真集でぜひご堪能下さい!


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