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恋愛ドラマを見ると登場人物が恋をした理由を徹底的に分析してしまう〜『恋はDeepに』第3話までを観て〜

デミロマンティックを自認する私は、基本的に恋愛ドラマがあまり得意ではないが、今クールは日本テレビ系水曜22時から放送中の『恋はDeepに』を観ている。ほどよく現実離れしていて、かつ少女漫画的すぎる胸キュンシーンとかがないのがいい。

4/28放送の第3話を観て、デミロマンティックの視点で思ったことを書きたいと思う。

このドラマは、メインビジュアルからもわかるように、渚海音(石原さとみ)と蓮田倫太郎(綾野剛)が恋に落ちることが最初から予想されるなか、物語を追っていくことになる。そうなると、私はストーリーを理解するために、なぜ主人公が恋に落ちたのかをどうしても考えてしまう。

・海音→倫太郎

デミロマ的には、好きになるの早すぎないか?と思うけど、理由は割と理解しやすかった。恋に落ちた理由は、倫太郎が魚や海を大切にする思いやりがあるから。

海を何よりも大切にする海音にとって、自分の一番大切なものを大事にしてくれる、共感しあえるということは、海音の心に倫太郎が入り込むのに十分な理由である。

・倫太郎→海音

問題はこっちの矢印である。第3話では、同僚で友達の鶴川(オリラジ藤森)が、「もうお前は彼女から離れられない。何年(倫太郎のことを)見てると思ってるんだ」と、倫太郎が海音に恋をしていると断定する。でも、倫太郎が感情の読めない人物(海音も戸惑っていた)なので仕方がないものの、倫太郎は海音を鬱陶しく思っているように見えてしまう。強いてきっかけになりそうなところを挙げると、スキューバ中に溺れていたところを海音に助けてもらった瞬間だろうか。それとも、単に海音が美人だから???

人を好きになるのに、理由なんてない人も多いだろう。でも、デミロマンティックの私は、相手の人柄を知ってからでないと恋愛感情はもたないし、理由は後付けでなくちゃんと説明できる。

こんな面倒なことをいちいち考えてしまうから、恋愛ドラマが楽しめないのだ。『恋はDeepに』は、今のところ面白いですが。


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恋愛しない人が浮かない世の中に変える活動をするために使います。エッセイ以外にも小説を書いたり、歌も作っています。