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プロトタイピングは繰り返すことに意味がある

デザイン思考が良いとされることの一つに、プロトタイピングを繰り返しながらユーザーの本質的課題に近づけるということがよく挙げられる。不確実性が高く、答えが簡単にみつからない現代のビジネス環境にマッチするし、リーンスタートアップやアジャイル開発にも通じるものがある。(ただ、やるべきことは見つかっていても、誰と合意形成して、どう社会に実装していけばよいかが複雑なのかもしれないが。製品・サービスレベルから社会課題レベルへとビジネスのフィールドが変化していくと、政治と経済はますます密接な関係になっていくはずで、ここに別次元のハードルが出現している印象も)

Xデザイン学校に入り、デザイナーがどういう思考・態度で物事を進めていくのか、ひと通り学んでいるところだが、最終コーナーを周り、今この「プロトタイピングを繰り返して〜」の部分を体験している。全10回の授業の3分の1がこのプロトタイピングフェーズにあることを見てもその重要さが分かる。Xデザインで学ぶ前は、製品もしくはサービスを試作してみることをプロトタイピングと呼ぶ、くらいにしか思っていなかった、つまり、製品の機能や使い勝手「だけ」を検証するイメージだった。だが、プロトタイピングを通してユーザ体験のシナリオをブラッシュアップしていく(=深化させる)ことが重要で、そこからサービスの提供価値を再考できたり、機能の要・不要に気付けたりするのだということが体験できている。

私たちのグループでは、赤ちゃんの睡眠グッズのアイデアを考えているところだが、最初に考えたアクティビティシナリオから、アクティングアウトはとても出来ない。プロトタイピングを通して、ユーザ体験の何を考えられていないのか、に考えが及ぶし、メインの機能だと考えていたものよりこっちの機能の方がユーザにとっては重要ではないか、といった会話ができる。この深まり方が楽しい。

次回は最終の成果発表会。まだまだ自分の血肉になるほどにデザインの筋力はついていないが、知らない→知ってる→分かる→できるのフェーズがあるとしたら、「分かる」のフェーズに一歩足を踏み入れるくらいになってきたかもしれない。今の課題をやりきって、1年のまとめにしよう。

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ほんまですか!?
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大阪在住。IT企業でプロモーションを担当する傍ら、ローカルニュースサイトの取材活動を通して地元・大阪の魅力を再認識。商い・暮らし・食にまつわる雑記を綴ります。
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