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劇団ステッキ 2023年新作『CAN』

2022年『やややややーだ』(写真)と『はははははーは』の2本立てで久しぶりに新作を上演。その後、『やややややーだ』はあかがねミュージアムにて上演。
2023年。『CAN』の上演を予定しています。

舞台CAN

演劇を地方で上演される機会というのは非常に少ないのです

愛媛県には『坊っちゃん劇場』という常設のミュージカル劇団があるため、年間200公演以上の舞台が見ることが出来る希少な地方としてあると思います。

それ以外のインデペンデントな劇団となると、シアターねこという松山市にある民間劇場や、シアターNESTという東温市にある小劇場で行われることがメインストリームだろうか。

松山市民ミュージカルは毎年多くの市民が出演し、チケットも4000枚近くが完売状態というのがコロナ前までの私の記憶。ここで経験を得て、劇団四季など、プロになっていった方もいらっしゃったと記憶しています。

こうして書くと、結構演劇はがんばっているじゃないか、愛媛。と自分でも思ってしまいましたが・・・。

そんな中、愛媛県新居浜市で演劇をやっています。
今回は、2018年にイタリアのボローニャにあるラ・バラッカの演劇祭、VISIONI2018に参加。缶を使った演劇の試作段階のものをボローニャの幼稚園で上演。初日にさっぱり伝わっておらず、2日目にガラッと変えて挑戦。
アドバイスをいただだいのは、バラッカのアンドレアさん。ぼくにとっては非常に大きな経験となりました。
1週間くらいで20本ほどの作品を観劇。
朝10時から、13時から、15時から、17時から、19時からと1日に5本も見られる環境。英語もイタリア語もさっぱりですが、シンポジウムにも参加。ヨーロッパ中心ですが、海外の子どものための演劇の現状を知ることが出来ました。もっと積極的に交流をする予定が、ちょうどコロナ禍に。

アンドレアさん

ラ・バラッカのあるボローニャは、中心地に約40万人(周辺をあわせると100万人程度)が住んでいます。愛媛県の松山市が50万人(愛媛県が130万人)と考えると同規模です。
地方都市で独立した劇団として、ユーロの支援があるとはえ、演劇祭を企画し多くの団員を抱え世界各地で公演をする作品レパートリーを持っているとは驚きでした。

2022年の公演
アフタートーク


2018年 さかさまのお話

少人数で、質の高い作品であれば多くのボーダーを超えていけるのでないか?と思いました。

その挑戦としてはじめたのが、CANです。

さまざまな垣根を越えていくための作品です。
出来ないかもしれないけど、出来る!という思いを込めて、CANです。

今、まさに稽古中。ぜひ劇場でお会いしましょう。
そしていつかどこでもいけるようなフットワークの軽い作品にします。


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