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SUMMER SONIC 2023

2023年8月20日
SUMMER SONIC 2023
この夏のあまりの暑さにびびってましたが、暑さ対策をばっちりして行き、無事何事もなくライブを楽しめました。今回観たライブ(チラ見含む)。

・METALVERSE
・ジャニーズWEST
・w.o.d.
・WILLOW
・FLO
・INHALER
・女王蜂
・LIAM GALLAGER
・KENDORIC LAMAR

友人と合流するために、METALVERSEを2曲くらい観てから、こんなこときでもないと観られないと思い、ジャニーズWESTへ。ものすごい練習と鍛錬があってこその一人残らず笑顔にするライブができるのだろうなと、観ていて勉強になりました。彼らは一体いつまばたきをしているのだろう? 屋外の暑さでも、いつどこから見てもステージに立つ人間としての完璧な表情をしていたのがすごいなと。ハートに響く、メッセージ性の高い歌を歌っていたこともグッときました。

w.o.d.が気になっていたので観に行ったら、瞬間で掴まれましたね。かっこいい! ベースがいいなぁ。身体がどんどん揺れて、気持ちの良いライブを体感できました。

ここからは一人でWILLOW。今回のお目当ての一つ。1番聴きたかった「transpartetsoul」から始まってぶち上がりました。スクリーンを使って日本語字幕でコミュニケーションをしたり、にかっと笑ったところが、お父さんのウィル・スミスに似ているなと思ったり、楽しかったですね。

大好きなSWVに通ずるものを感じるなと思って楽しみにしていた、FLO。やはりそのあたりの需要はわかっているのか、Destiny's Child「Independent Women, Pt. 1」のカバーをやったのは、わぁお! と思いました♪最新EP「3 of US」に収録されている「Change」という曲が好きでこの夏はよく聴いているのですが、2曲目収録曲なので演らないかなと思っていたら、演った! 嬉しい!! UKソウルは20代から好きなのですが、その心にヒットする女性コーラスグループなので、注目し続けたいですね。そして、バックバンドのドラムが上手かった。やはりソウルミュージックの演奏はダイナミズムが違う。身体に響く演奏が素晴らしかったです。

INHALERが観たい! と思って、今回のチケットを買った部分もあります。聴いていて落ち着く。信じたら、信じただけの音楽が返ってくるバンドだなと思いました。イライジャ・ヒューソンの歌声は、例えば「オーライト!」と歌ったときの「オー」の伸びる部分にお父さん成分(U2のボノ)を感じましたね。佇まいもかっこよかったです◎

INHALERで合流した友人と共に、女王蜂へ。最近のアヴちゃんのツイートで「ライブは、人間を越えないといけないときがある」と言っていましたが、まさにその言葉を体現しているなと思いました。

ここからは一人で、心の恋人、LIAM GALLAGERへ。なんていったって、OASISは、私が人生で初の遠征(初来日、名古屋クラブクアトロ)をしたり、FM802のDJオーディションでも選曲したりと、私の人生と言っても過言ではないバンド。コロナ禍で、リアムがまさかの手洗い動画を投稿したり、ドキュメンタリー映画「AS IT WAS」を観て、いかにリアムがダメな時期から復活したかを知って(パートナーのデビー・グワイサーがすごい。彼女あってこそだと思う)、コロナが落ち着いたらリアムのライブが観たいなと思っていたので、それが実現したことにまず涙。登場前のオープニング映像からかっこよすぎて、テンション爆上がりになったのですが、続いて聴こえたイントロが「Mornig Grory」。叫びました。次の「Rock 'n' Roll Star」まで、全力で共に歌いました。リアムのソロナンバーを聴きながら、そうか今はこういう心の位置にいるんだなと、とにかくリアムが元気に歌えている今に感謝してほっこりしていたら、「Wonderwall」。20代でOASISを大好きになったからこそ、40代の夏にこんなにも胸いっぱいの幸せな音楽体験ができると、OASISを好きになって良かったなぁとしみじみしていたら「Champagne Supernova」。泣かずにいるのなんて無理です。これを書いている今も思い出して涙。本当、LIAM GALLAGERは永遠に心の恋人です。

もうすっかり感無量で飲まずにはいられず、小走りで生ビールを買いに行き、フランクフルト片手に、じっくりKENDORIC LAMARを観ようと思っていたら、ライブが始まった瞬間に、1曲目の「N95」の痺れるような緊張感と高速ラップのど迫力にビールのアルコールは全て吹き飛びました。

そこからは、息をするのも忘れるくらい食い入るように観ました。もちろん、今回のサマソニ、「ケンドリック・ラマーが観られる!」ということに、心臓がバクバクするくらい楽しみにしていて、200%期待していましたが、500%くらい返ってきた感じ。彼自身のパフォーマンスはもちろん、千葉マリンスタジアムでこれまで聴いたことのない、特に低音の効いた音響、一体何をどうしたらその動きになるんだ? という見たことのない、サングラスをかけた男性ダンサー達の体の動き。ステージバックに掲げられた絵画など、ライブであり、ショーであり、アート。こんなステージ観たことない。

悔しいのはこれが完璧に私が英語をわかっていたら、もっとブッ刺さるんだろうなということ。アメリカで彼がどれだけすさまじい人気があるのかということを頭では理解していたつもりでも、肌感覚でやっと掴めたのは大きいです。

サマソニに行く目的の一つは、今の世界のすごいアーティストのライブが観られるということ。世界の最前線がどういうことになっているかを知ることによって、さらに楽しめることがあるので、やはり夏に世界の音楽にたくさん触れられるフェスは本当に有り難いし、楽しいですね。

20代からフェスに行っていますが、40代最後の夏もフェスに行くことができた。50代になっても、こうして音楽を楽しめるように生きていきたいです。

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