Each Of Life 4 (2024年5月の振り返り)
5月は忙しくなると覚悟はしたものの、振り返ってみると、なんとか乗り切った感じだった。
このスケジュールだったらいけるだろうと思っていたが、ギリギリだった。なぜか。
今年50歳の私。明らかに昨年の49歳より更年期の影響が出ている。50代の身体は無理しちゃいけないと実感。よって、夜は日付が変わらないか、変わった直後に即就寝。
その分、早起きになっているので、以前より、朝の時間は有効活用できている。事実、中国語の勉強は朝が最も捗る。家での勉強や事務作業をこなしてから、外での仕事に出かけるというのが、ほぼ毎日のルーティーンになっている。
そんな5月。私にとっては、1年で最も「死」と向き合う1週間があるので、これを今年も乗り切れるかが不安だったのだが、今年もなんとか無事に過ごせた・・・と思いきや、最終日の夜にこれはちょっと動けないなという全身が痛くなるような衝撃を受けることがあり、やはり毎年この1週間は最後まで気が抜けないと思った。
ただ、これはきついなと思ったときに、手を伸ばせる人が増えたなと思う。一人で抱え込まなくても良い人間関係を築けている今は本当に幸せだ。
疲労困憊の癒しになったのは、5月の末、公演の前日に誘われた室内管弦楽団の演奏会。当日は朝5時起きで仕事をしていたので、クラシックの演奏会では、船を漕いでしまうのではないかと思っていたのだが、大丈夫だった。
メンデルスゾーンの演奏会用序曲「美しきメルジーネの物語」作品32の音色が奏でられた瞬間、その音の明るさに心身の疲れが明らかに癒やされていた。続く、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64の見事なヴァイオリンの独奏に釘付けになり、これまでなんとなく耳にしたことがある楽曲が、自分の中で好きな楽曲に変わった瞬間だった。
ここ2年ほど、仕事の縁もあり、クラシック音楽に触れる時間が明らかに増えていることで、より音楽との関係性は深まっているように感じている。
家にいる限られた時間は、今月は映像よりも本を手に取っている。朝はリビング、夜は寝室にブックトートを持っては移動。5月も様々な本を買ったのだが、今月の「これは!」な一冊は、ヒコロヒー『黙って喋って』。短編小説なので、少しずつ読み進めるのが、密かな楽しみとなっている。読み終わったら、感想はInstagramに書こうと思っている。
さて、6月。6月はなんといっても、6月20日の世界難民の日である。すでに様々な準備は進んでいて、今年は例年以上に声を届ける機会を多くいただいている。一つひとつ、今の私にできることで向き合い、そして、伝えていきたい。
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