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精神障害者とは?

元夫から、「この障害者が!」と、怒鳴られた。
この言葉が、頭の中から離れない。

53年間、一生懸命、生きていた。

でも、母親からの心理的虐待や、いろんなことがあって、28歳の頃、うつ病になった。

うつ病になったけど、病院に通院して、先生に相談しながら、お薬とうまく付き合い、普通の人と一緒に、働いていた時期もあった。

フラッシュバックで、辛いことも多いけど、過去ばかりを振り返って嘆いても、何も生まれない。
だから、普通の人みたいに、前を向いて、歩いて生きていこうと思っていた。

元夫は、ひどいモラハラだった。
最初は、とても優しい人だった。
結婚して5年。
モラハラは、エスカレートしていくばかりだった。
ヤクザのような言葉遣いで、わたしを責め立てる。
もう、耐えられなかった。

あの人は、「オレの糖尿病を治せよ!」と、怒鳴り散らした。
夕食の後に、アイスやお菓子を食べているのは、あの人自身なのに…

わたしは、殺意さえ覚えた。
そして、フルーツナイフを隠し持った。
言葉で、傷付けられたわたしの心は、あの人を刺すことはできなかった。
気付けば、自分の腕を、刺していた。
ナイフを抜くと、たくさんの血が溢れ出て、シーツが血で、にじんでいく。

もう、一緒には住めない…そう思った。
それから、家を出て、ビジネスホテルに泊まり、市役所のシェルターに入れてもらい、別居した。
2ヶ月間、泣き続けた。
そして、やっと離婚という結論を出すことができた。

そして、わたしのうつ病は、更に、ひどくなってしまった。
でも、病院には、ちゃんと通院して、お薬も飲んでいるおかげで、なんとか、平常心を保っている。
でも、時々、心がザワザワして、胸がギューっと締めつけられる。

わたしは、精神障害者なんだろうか?

わたしに、モラハラをして、攻撃をしてくる元夫も、立派な障害者ではないだろうか?
相手を攻撃することで、自分を保つことができる。そんな人の方が、よほど、タチが悪い。
だから、世の中で、事件が起きる。
そんなタイプの人こそ、病院で治療を受けて欲しい。

わたしの切なる願いである。

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