見出し画像

椎間板性腰痛の特徴と評価法

こんにちは!腰痛マガジンメンバーのこじろう(@reha_spine)です。

今回は腰痛を考える上で非常に重要な「椎間板性腰痛」について考えていきたいと思います!


今回の記事は以下のような方には特に参考になる内容になっております!

✔︎椎間板の解剖と痛みの機序を知りたい
✔︎椎間板性腰痛の痛みの特徴を知りたい
✔︎他の腰痛との違いを知りたい


では今回の内容に移っていきましょう!!


▶︎椎間板性腰痛の占める割合

椎間板由来の疼痛は非特異的腰痛(病因を確定しづらい腰痛)に含まれます。

その他、非特異的腰痛に含まれる腰痛には椎間関節由来、仙腸関節由来、筋筋膜由来のものなどが含まれます。

一方で特異的腰痛とは、原因を明らかに特定できるものをいい、骨折や感染、腫瘍などが含まれます。

以前は「非特異的腰痛は約85%が原因不明」と言われていましたが、近年ではその考えは変わってきています。

最近ではよく耳にするため皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?

その基となった研究データについてまず触れていきます。

2015 年に山口県で行われた多施設共同研究で非特異的腰痛に対するデータになります。

【対象】:2015 年に整形外科医院を初診された 320 例の腰痛症患者で平均年齢 55,7歳(20-85歳)、男女比率はほぼ同じ。

【評価内容】:問診、身体所見、神経学的所見、画像所見、ブロックなどの確定診断、JOABPEQ、JOA score、Short Form-8、家庭環境や腰痛の程度についてのアンケートなど。

【結果】250/320例(約78%)で正確な診断が可能であった。その中で、「椎間板性腰痛」は40/250例であり16%を占めていた。

つまり、腰痛の中で椎間板性腰痛は決して少なくないため、今回の記事にて理解を深めていきましょう!!


ちなみにその他の内訳は以下の記事をご覧下さい。さらっと3分ほどで読めると思います^ ^


ここから先は

4,524字 / 8画像
最低月3回以上のコンテンツを見ることができてかなりお得です!本noteマガジンはCLINICIANSグループの20人以上の臨床家の中でも腰が大得意なセラピストのみが特別に集結してコンテンツを配信するものです!独立開業者やスポーツトレーナー、整形外科病院のベテランなどの心強い凄腕のみが揃っています。ウィメンズヘルスの最前線にいるセラピストのライターの過去記事もあります。腰痛治療の素人からマニアになりたいならここで間違いなし。 ※本マガジンは2023年6月をもって終了致します。

本noteマガジンはベテランの腰痛治療のスペシャリスト(理学療法士)3名が腰痛に特化した機能解剖・評価・治療などを実践に生きる知識・技術と…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?