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世界を変えていこうとするアジア各国の若者と出会った1週間

先週は、どういう訳か、才能あふれるアジア各国の若い人達との沢山の出会がありました。
その一つは、SusHi Tech Tokyoです。Global Startup prorgramに参加して、シンガポール人やインド人の起業家などと打ち合わせをしました。

またその場で、聞いた清水建設さんのスタートアップ支援プログラムのプレゼンテーションが非常にすばらしかったです。企業ブランディングのための「なんちゃって若者支援」ではないんです。本気でやってらっしゃって、日本を本気で変えようとされていて、聞いていて、率直に言って、胸が熱くなりました。

それから、今週、別の日に、アジアの、某国の大使館に訪問し、日本企業とその国の企業の協業を促進することで自分の国を良くしていこうと言う情熱を持った若い官僚の方とお会いしました。そのプロジェクトをサポートするための打ち合わせです。海外スタートアップと日本企業の協業を十数年支援し続けてきましたが、このような案件でお手伝いをする話が舞い込むなんて想像もしていせんでした。新しい挑戦ですが、頑張ってみようと思ってます。

金曜日には、韓国人の30代の起業家と韓国料理を食べながらビジネスの打ち合わせをしました。日本語が堪能な方で、韓国の就職難や、生活事情、少子化問題の実情等、報道では見えない実態を教えてくれました。そして、それらを克服するために、人々はどんなふうに乗り切ろうとしているのか、と言う点も教えてくれました。その具体的な方策の一つとして、個人としては、例えばカナダに移住する人の話や、ビジネスとしてはスタートアップが市場を求めて海外に出て行くというのはごく当たり前の選択肢の一つになっているとのことでした。それらの話を聞いて日本もそういう選択肢を選ぶ人が増加してくるのではないかと思いました。

今週は、そんなふうにして、アジア各国の才能あふれる若い人と出会いました。彼らの話を聞いていて感じたのは、米国と中国の関係が、これまで以上に悪化して、しばらくは、不安定な状況が続くけれども、それでも、やはり、アジアはいつの日か混じり合い、巨大な市場となり、栄えていくのだろうという事です。もちろんそれまでに、誰もが予測できないような惨事や困難が待ち構えているでしょう。それでも、アジアに生まれたことに誇りを持つ若い世代がきっと然るべき方向へ導いてくれると思いました。この流れに日本が上手に乗っていくことで再生の道筋がつくのではないでしょうか。

シニアの立場で、日本を含むアジア各国の、志の高い若い人たちの手伝いをする裏方の仕事を持てて、僕は本当に幸せだと思った1週間でした。

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