4.思い出の本『ぼくを探しに』



『ぼくを探しに』シルヴァスタイン作 倉橋由美子訳

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送ってくれたのは何年も前のこと。
当時のわたしはまだ受け入れられていなかった。
同時に君もまた持て余していたのだと思う。

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それでも今、この「現在」に、ちゃんと君もわたしもそこに居るということがなんだか素敵だと思うんだ。

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〈ぼく〉はぼくをさがすのをとっくにやめている。
〈ぼく〉のなかに〈ぼく〉はいないということをしったし、めぐりあうごめんなさいとありがとうのくりかえしでみつけたものがたくさんある。

きみのメッセージは、むかしのものではなく、ちゃんと〈今〉だ。

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