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【インド雪山紀行18】最終話

2024/1/3

いよいよ最終日。

午前8時、朝食を食べようと外に出ると、メインストリートにある仏教寺院のスピーカーから大音量でチベット風のゆったりとした音楽が流れていた。

今日も快晴で気持ちの良い朝だ。
ふと思い立ってレー王宮まで足を伸ばす。

王宮の城壁にもたれて町を見晴らす。
大音量だが、優しい音色が町全体を包み込んでいる。

東の山から朝日が顔を出す。
素朴な土壁の家々の屋根から煙が立ち上る。

はるか南を望めば、町をぐるりと囲い込む急峻な山脈が見える。

朝日を浴びて、町から少しずつ影が消えていく。
30分くらいその場にたたずみ、ラダックの風景を目に焼き付ける。

私は基本的に旅のリピートをしない。
でも、ラダックには2回来た。
またこの地を訪れるかもしれないし、これで最後かもしれない。

メインストリートに戻って、昨日と同じ食堂に行き、昨日と同じ朝食を食べる。

ミルク(ヨーグルト?)の移動販売

午前11時、Tundupが手配してくれたタクシーに乗ってレー空港へ。

レー空港

IndiGo 6E6003
レー空港 13:10発
デリー空港 14:30着

話にはよく聞いていたが、デリーの空気はすこぶる悪かった。
飛行機の窓から外を覗いていて、雲の上からすぐに着陸したのかと錯覚するほど視界が悪かった。

IndiGo 6E6019
デリー空港 17:15発
チェンナイ空港 20:10着

チェンナイ空港

フライトは少々遅れたが、無事にチェンナイに到着。
空港は南国のにおいが漂っていた。

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