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カルナータカ&ゴア旅行16日目 北ゴア(North Goa) → パナジ(Panaji)

今日は文章多めです。

ゴア滞在の前半が終了。
いよいよ旅もカウントダウンに入った。

北ゴアのゲストハウスから、パナジのゲストハウスへと移動する。
市バスで40分ほどの距離。

さて、アルコールやクラブに縁のないぼくのような人間が、わざわざパーティーシティー・ゴアにまでやって来たのには訳がある。
それはカジノだ。

インドネシアに住んでいた3年間、2ヶ月に一回くらいの頻度でカジノに行っていた。
シンガポールを筆頭に、マカオ、クアラルンプール、ベトナム。
実はインドに移住する前から、「インド カジノ」とググっていたほど、カジノが好きなのだ。

2020年の正月にシンガポールのマリーナベイサンズで最後の一線を交えてから、早くも3年が経つ。
インドにやって来てから約1年、ようやく念願のインドカジノに突撃するというわけだ。

ゴアのカジノはほとんどがパナジに集まっており、3泊4日のパナジ滞在では最終日を除いて毎日カジノに顔を出す予定だ。
初日の結果次第ではあるけれど。

東南アジアの一般的なカジノとは異なり、ゴアのカジノは入場料がかかる。
その代わりビュッフェがあったり、アルコールのクーポンをもらえたりする。
ぼくは朝からグラス一杯のサトウキビジュースしか飲まず、最高に空腹で喉が渇いた状態でカジノに乗り込んだ。
最悪ギャンブルで負けても、飲食で元を取るというセコい作戦である。

パナジの一角は南欧風
パナジ教会

さて、昼前にパナジのゲストハウスにチェックインして(わざわざカジノ近くのゲストハウスを予約した)、Tシャツ短パンサンダルを着替え、早速カジノへと向かう。

ぼくも詳しいわけではないが、インドのカジノ事情について少々説明を挟む。
もしかしたら誤った認識があるかもしれないが、その場合は優しく指摘してください。
基本的にインド全体ではギャンブルは法で禁止されているが、ゴア州とシッキム州は特例によりカジノが解禁になっている。
しかし解禁といっても、許可されているのはゲーミングカジノだ。
つまり、ディーラーを配さないカジノで、ブラックジャックのようなカードゲームであっても、機械に向かい合って対戦するゲームセンターのようなカジノである。
あまり日本では知られていないが、ベトナムもこの方式で特例的にカジノが許容されている。
さて、ゴアの有名なカジノの大半は川に浮かぶリバーカジノだ。
そして、何とここではディーラーが居て、マカオやシンガポールと同じようにカジノが楽しめる。
これは「陸上にないから治外法権」という、かなり怪しい理論によるものらしい。

そんなわけでぼくは、いろいろな意味で飢えた状態でリバーカジノの一つ「Casino Pride」に足を運んだ。
小型のボートで、カジノがあるメインフェリーへと渡る。

ここの入場料は1,500ルピー。
リバーカジノの中では安い方だと思う。
この中に、ビュッフェ、ソフトドリンク飲み放題、アルコールのクーポンが含まれている。
ビュッフェは時刻が指定されており、昼食は13:30から。
インド人の一般的な食事時刻に合わせているので、日本人にとっては少し遅めの時間帯だ。

ぼくはカジノに入場するなり水とコーラとチャイを大量に飲んで、ビュッフェが始まる時刻までブラックジャックで細々とチップを賭けた。
トランプゲームのミニマムベットは200ルピー(約315円)。
なぜかバカラは1,000ルピーだった。

数年前のシンガポールのカジノでは、1回で2,000〜4,000円賭けても何とも思わなかったが、インドに来てからというもの毎日「120ルピーのビリヤニ最高!」なんて生活を送っているので、200ルピーですらちょっと躊躇が生まれる。
すっかり小さな男になってしまった。

ビュッフェは全てインド料理。
品数は少ないが、味は美味しい。
インド料理に抵抗がない人なら、悪くないメニューだと思う。

食前食後にブラックジャックと3カードポーカーでプレーし、勝ったり負けたりを繰り返しながら最終的にプラマイ0になったところで、一旦カジノを去る。
このカジノプライドは、入場チケットとリストバンドを取っておけば、同日に限って再入場が可能らしい。
まだアルコールも飲んでいないので、夜にもう一度戻ってくることにする。

この時点で時刻は14時半。
オールドゴアに行って、世界遺産の教会群を見学する。

19時頃、再びカジノに戻る。
ちょっと不安だったが、チケットとリストバンドの提示で普通に再入場できた。
屋上のデッキで、バンドの生演奏を聴きながら夕飯を食べる。

食後にトランプゲームをプレーするも、なかなか流れが来なくて負け続けたが、何とか自制心が働いて、ちょっと高めのプレー料だったと納得できる程度の負けで辞めることができた。
大人になったとも、つまらない人間になったとも解釈できる。

その後、4枚もらったアルコールクーポンを全てウイスキーに変換して、カジノの隅でしっぽりと1人呑みながら、このnoteの下書きを書いている。

最後に、今回訪れたCasino Prideの情報や気になったことをつらつらと書く。

・卓についてのプレー中はアルコールがフリー?(詳細不明)
・コーラやスプライト等のソフドリはいつでも飲み放題。
・カシューナッツやフライドポテト等の軽食も多分いつでも食べ放題。
・ビュッフェ付きだが、レストランの営業時間が決まっている。
・入場プランによるが、アルコールクーポンが4枚ほど付いてくる。
・夜は屋上で生演奏等のイベントがある。
・ディーラーは東アジア系の女性が多い。シンガポールやマカオの雰囲気。
・ゲームテーブルはそこまで多くない。ほとんどの場合、1種類のゲームにつき、1つしかテーブルがない。
・一応、ハイローラー卓もある。それでもミニマム10,000ルピー程度。
・全体的にサービスは良い。客のモラルも良い。
・カジノウォーやタイガードラゴンなど、シンプルで超短期決戦のゲームが多い。
・チャイはカルダモンの風味が強め。

真夜中のパナジ

負けたけど、久しぶりのカジノで楽しかった。
ミニマムベットが低いので気軽に楽しめる。
でも規模が小さいので、本格的に楽しむならシンガポールに行った方が良いかなという感じ。

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