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カルナータカ旅行9日目 マンガロール(Mangalore)

町の名前は、ヒンドゥー教の女神マンガラデヴィからきている。アラビア海に面した港をもつマンガルールは、古くから重要な港湾都市だった。ヴィジャヤナガル、ホイサラ、チャールキヤなど南インドを支配した各王朝も、貿易港としてこの都市を勢力下においていた。現在もカルナータカ州の重要な港で、南インドの主要輸出品目であるコーヒーや茶、カシューナッツ、白檀、チーク材などがここから船に積み込まれている。

『地球の歩き方 南インド 2016〜17』P112より抜粋

マンガロール市内には、これといった名所があるわけではないらしい。
とりあえず、ガイドブックに掲載されていたヒンドゥー寺院とキリスト教会に行ってみる。

まずはクドローリ寺院

ナンディー像

1980年代に建てられた寺院で、金箔で装飾されているのが特徴。

流し目のマンガロール犬
電気オートリクシャー

次に聖アロイシウス・カレッジ礼拝堂へ。
このカトリック礼拝堂は、名前の通り大学の敷地内にある。

カルナータカ州の他の都市でも感じていたことだが、マンガロールは宗教的に多様な都市だ。
アラビア海に面しているという地理的要因や、大航海時代にポルトガルの占領を真っ先に受けたという歴史的要因が関係しているのだろう。
イスラム教徒やキリスト教徒の比率がかなり高いように思える。
まさにいろいろな文化や文明が流入する港湾都市らしく、あえて日本の都市に例えると長崎に雰囲気が似ている気がする。

午後は半島の先端に行ってみる。
半島といってもかなり細長く、付け根がどこにあるのかよく分からないので、中洲のような感じだ。

昨日の夕方は廃墟のように閑散としていた倉庫街が活気を帯びている。

倉庫猫

半島へ行くのに、フェリーに5分ほど乗る。
このフェリー、なぜか写真撮影が禁止されており、船着場でカメラを出したら注意された。

遠くから撮影。中央に写っているのがフェリー。

フェリーから降りてすぐに実感する島の雰囲気。

島には、すぐに島とわかる独特の雰囲気があるが、あの正体は何なのだろうか。
そして路地に入ると、圧倒的な「沖縄の離島」感

ビーチに到着。
ついにアラビア海と対面する。

海の水は……

うーん、綺麗ではない。
街の海なのでしょうがないところではある。
北上するにつれ、透明度が増していくことに期待。

海に面した集落を歩いていると、村人たちから「写真を撮ってくれ!」と頻繁に声をかけられる。

青年にドラッグを売りつけられそうになるハプニングがありながらも、半島をぶらぶらと歩く。

イスラムの旗
この半島はほとんどがムスリムの集落のようだった

半島には1時間ほど滞在して、再びフェリーで戻る。

バスターミナル近くの市場

夕方バスターミナル近くをぶらぶらして、今日は終了。


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