Tara Books
チェンナイ郊外に、「Tara Books(タラブックス)」という小さな出版社がある。
独立系出版社、つまり紙から製本まで、本の制作に関わる全ての工程を一社だけで完結している出版社である。
タラブックスから出版される絵本は、インドの民俗芸能を取り入れていたり、社会的メッセージが込められていたりして、国際的に高い評価を得ている。
2017年から2019年の間、日本でも展示会が行われていたようだ。
というわけで、本日はタラブックスの店舗の紹介。
出版社兼店舗の建物は、チェンナイ市内からちょっと南に下った住宅街の中にある。
控えめな看板。
店の前の路地では、少年たちがビー玉で遊んでいた。
高校生くらいのゴツい少年もビー玉遊びに熱中していて、微笑ましかった。
店の入り口はただのドア。
「え、ここから入っていいの?」って感じ。
エスニックなイラストで、コロナ対策を呼びかけている。
とても小さな店舗だが、洗練されたギャラリーのような静謐な空間である。
ぼくは、インド国旗をテーマにした写真集と壁画風の絵本を購入した。
↑写真集(500ルピー=750円)↑
↑絵本(200ルピー=300円)↑
すぐにお金の話をしてしまうのがぼくの悪い癖だが、破格に安い。
例えば、写真集の裏に記載された価格を見ると、
18ドルとなっている。
つまり、海外で購入すれば2,000円くらいはするということで、チェンナイに来る機会があったら、ぜひ店舗まで足を伸ばしてほしいのだ。
ちなみに、本を購入したらおしゃれな栞ももらえた。
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