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ティルヴァンナマライ(Tiruvannamalai)

先日、ティルヴァンナマライという町へ、1泊2日の小旅行へ行ってきた。

ティルヴァンナマライは、タミルナードゥでも最も聖なる町のひとつ。インド屈指の大寺院、アルナーチャレーシュワラ寺院を中心に町が広がり、白いゴープラムが天を指している。その背後には「赤い山」を意味するアルナーチャラ山がそびえ立ち、シヴァ神の火の化身アルナーチャレーシュワラとして崇拝されている。

地球の歩き方 南インド 2016〜2017

まずは、チェンナイ最大の長距離バスターミナルCMBTへ。

36℃もなかったと思う

Koyambeduにあるこのバスターミナルは、チェンナイのみならず、南アジアでも最大規模とのこと。

ターミナル駅や小さな空港くらいの規模はある。

行き先の表記が全てタミル文字なので、人に聞きながらバス乗り場まで行く。

ティルヴァンナマライ行きのバスは、プラットホームNo.1の奥の方に停まっているこのバス。
日中なら30分〜1時間おきくらいの頻度で出ていそうな感じ。

ほぼ直行バスで、チェンナイ周辺とティルヴァンナマライ周辺でちょっとだけ乗客の乗り降りがある。
ちょうど4時間後にバスは目的地に到着。

南インドの典型的な地方都市って感じ。

建物の切れ間から、町のシンボルでもあるアルナーチャラ山が見える。

見上げるほど高いゴープラム。
圧倒的な存在感のアルナーチャレーシュワラ寺院。
入り口のところで「中は写真撮影禁止!」と強めに注意されたが、インド人たちは普通に写真を撮っていた。
本堂の中は撮影禁止だが、それ以外はOKだと思う。

寺院周辺はお供え用の花屋が多い。
東側のゴープラムが正門なのか、最も賑わっている。

翌朝、アルナーチャラ山を登ってみる。

標高はわずか800mで、道もよく整備されているのでハイキングみたいな感じ。

真上からヒンドゥー寺院が見える。
山の上から見ても、かなりの存在感である。

アルナーチャラ山は山自体が聖地のような存在で、随所に瞑想所がある。
サドゥー(ヒンドゥー教の修行者)も多く、中には修行の一環として何年も「喋らない」人もいるらしい。
そのため、静謐な瞑想所は荘厳で神秘的な雰囲気が漂っている。

サドゥーは枯葉色の布を身にまとう

山を登っている最中、ムンバイから来たという信心深い男性と知り合いになり、彼と一緒に瞑想をしたり、サドゥーから話を聞いたりした。
神像が安置された狭い洞窟の中で、サドゥーと一緒にマントラを唱えたりもして、面白い体験ができた。

ヒンドゥー寺院で飼われていた究極にかわいい子犬。
危うく誘拐するところだった。

ティルヴァンナマライから、チェンナイ方面へバスで1時間ほど行ったところに、岩山の上に築かれた要塞がある。

バスの車窓から見える岩山

ガイドブックによると、観光には半日ほどかかるらしく、今回は中途半端な時間になってしまったので立ち寄らなかった。
また機会を見つけて行ってみようと思う。



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