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Char Dham Yatra

2か月弱にも及ぶ超長期休暇まで、早くも残り1か月を切った。
行きたい場所はいろいろあるのだが、6・7月はちょうどインド各地で酷暑期かつモンスーン入りする地域が多く、目的地を決めかねている。

インド国内旅行についてリサーチを進める中、興味深いものを発見。

それは、Char Dham(チャールダーム)というもの。

ヒンディー語で「Char」は「4」、「Dham」は「聖地」を意味し、ヒンドゥー教における4つの聖地を表す。
この「4聖地」には2種類の解釈が存在する。
一般的なものはインド四方に存在する4聖地で、北はウッタラカンド州のBadrinath、西はグジャラート州のDwarka、東はオディシャ州のPuri、南はタミルナドゥ州のRameswaram。

二つ目の解釈は、ウッタラカンド州に位置する4聖地のこと。
いずれも、ハリドワールという町を拠点として、ヒマラヤ山中をトレッキングした先にヒンドゥー寺院を構えている。
一般的なChar Dhamと区別するために、Char Dham Yatraとも呼ばれているらしい。

さて、現時点ではこのウッタラカンドの4聖地に訪れるかは未定である。
しかし、同じくウッタラカンド州に位置するリシケシには滞在予定のため、10日ほどかけて足を伸ばすのもアリだと考えている。

以下、備忘録もかねてChar Dham Yatraについて書き記しておく。
ウッタラカンド州政府観光局のホームページから抜粋。

ウッタラーカンド州は、「神々の土地」とも呼ばれ、数多くの寺院があり、一年中参拝者を迎えています。これら聖地は、年に約六ヶ月間閉鎖され、夏の始まり(4月または5月)に開き、冬の訪れ(10月または11月)とともに閉鎖します。チャールダーム・ヤートラは時計回りに行うべきだとされており、ヤムノートリから始まり、ガンゴートリ、ケーダルナートを経て、最終的にバドリナートで終わります。

Yamunotri

この小さな山間の集落は、中心にヤムノートリ寺院を構え、毎年数千人の信者を引きつけている。ヤムナ川の源流近くの狭い峡谷に位置するヤムノートリ寺院は、ガンジス川に次ぐインドで二番目に神聖な川であるヤムナに捧げられている。ヤムナ川での沐浴は、早逝から守るとされている。

Gangotri

この町の中心には女神ガンガの寺院がある。ガンゴートリはガルワール・ヒマラヤの高峰、氷河、密林に囲まれ、インドで最も高い巡礼地の一つ(約3,415メートル)。ヒンドゥー教の伝説によると、すべての川の中で最も神聖なガンジス川(ガンガ)は、ガンゴートリで天から地へ降りてきたとされ、その時、シヴァ神が彼の髪から力強い川を解き放った。川の実際の発源地は、ガンゴートリから19キロメートル離れたガンゴートリ氷河のガウムクからで、トレッキングによってアクセス可能。最初はバギラティと呼ばれる川は、デーヴァプラヤーグ近くでアラクナンダ川と合流した後、「ガンガ」という名前を得る。

Kedarnath

インドで最も崇敬される寺院の一つであるケーダルナートは、偉大なガルワール・ヒマラヤに囲まれている。ケーダルナート寺院を中心に建設されたこの町は、マンダキニ川の源であるチョラバリ氷河の近くに位置し、標高3,580メートルにある。古代の寺院はシヴァ神に捧げられており、精巧な建築が施されている。寺院内部にある円錐形の岩は、「サダシヴァ」として崇拝されている。ケーダルナート寺院は、シヴァ神に捧げられており、チャールダーム巡礼路の一部であり、インドのシヴァ神の12のジョーティルリンガの一つです。

Badrinath

バドリナートは標高約3,100メートルに位置している。ガルワール・ヒマラヤに位置し、アラクナンダ川の岸にあるこの神聖な町は、ナラ山脈とナラヤナ山脈の間に位置している。寺院は8世紀に聖人アーディ・シャンカラチャーリアによって建立されたとされている。主神としてヴィシュヌ神を祀っている。


おまけ

Char Dham Yatraの最終目的地バドリナートの近くには、シク教の聖地とされるヘムクンド湖、世界自然遺産にも登録されている花の谷国立公園がある。そこも行ってみたい。

ヘムクンド湖
花の谷国立公園


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