東南アジアおすすめの国
東南アジアに在住歴があって、東南アジア各国を旅したことがあると言うと、ほとんどの人から「おすすめの国は?」と聞かれます。
そんな時、ぼくは「マレーシア」と答えるようにしています。
ということでこの記事では、ぼくがマレーシアを推す理由を紹介したいと思います。
ちなみにぼくが訪れたことのある地域は、コタキナバル、クアラルンプール、ペナン島、マラッカです。
また、それぞれの理由は、ぼくが数週間の旅で実感したことを主観的に語っているため、具体的なエビデンスがないこともあります。
あくまでも一個人の感想ということで、その点はご了承ください。
マレーシア基本情報
そもそもマレーシアってどんな国?という方もいると思うので、基本情報を紹介します。
首都:クアラルンプール
面積:約33万平方キロメートル(日本の0.9倍)
人口:約3,200万人
公用語:マレーシア語
通貨:リンギット
日本との時差:日本の方が1時間はやい
宗教:イスラム教(国教・61%)、仏教(20%)、キリスト教(9%)、ヒンドゥー教(6%)、儒教・道教(1%)
民族:マレー系(約69%)、中華系(約23%)、インド系(約7%)
マレーシアは多民族国家です。
オススメ理由① 治安がいい
東南アジアを旅行される際、ほとんどの方が治安を心配されると思います。
そもそも東南アジアは治安が悪いといっても、スリやひったくりなどの軽犯罪が多いため、個人的には心がけ次第で事件に巻き込まれるのをある程度は防ぐことができると思っています。
ASEAN加盟国の中ではシンガポール、ブルネイに次いで経済的に安定しているマレーシアは、比較的治安がいい方だと思います。
特にクアラルンプールなどの都市部は、夜間に一人で外出しても問題ないほど安全です。
ただし、いくら治安が良いとはいっても、日本ほど安全というわけではないので、最低限の危機意識は持っておきましょう。
また、地域によっては治安が悪かったり、宗教や民族による対立が起きたりしているところもあるので、事前に情報収集をすることが重要です。
オススメ理由② 公共交通機関が発達している
船とバスと鉄道を乗り継いで、ペナン島からシンガポールまで行ったことがありますが、快適に旅をすることができました。
時刻表や案内表示がしっかり整っているため、初めての人でも利用しやすいです。
駅構内や車内は清潔で整然としていて、外国人でも安心して乗車することができます。
また、券売機も簡単に操作できるので、ぼったくられる心配がありません。
オススメ理由③ 英語が通じる
かつてイギリスの植民地だったマレーシアでは、英語が通じやすいです。
現在の公用語はマレーシア語ですが、1967年までは英語も公用語だったという歴史があります。
多民族国家ということで、異なる民族の人同士での会話では英語が用いられるため、母語以外に英語を流暢に話せる人がたくさんいます。
オススメ理由④ 自然も歴史も街も楽しめる
マレーシアは、マレー半島とカリマンタン島で構成されています。
首都のクアラルンプールがあるマレー半島は都市化が進んでいますが、カリマンタン島は熱帯雨林をはじめとする手付かずの自然が残っています。
また、交易の中心地として栄えたり、西洋諸国の植民地だったりする過去を持つため、多様な建築様式のレトロな建造物がたくさん残っています。
マレーシアには世界自然遺産が2つ、世界文化遺産が2つ登録されています。
どちらも自然遺産はカリマンタン島、文化遺産はマレー半島にあります。
旅の目的に合わせて、滞在場所を決めることができます。
オススメ理由⑤ 物価が安い
以上のように治安も良く快適に旅行を楽しめるマレーシアですが、それでいて物価が安いのが魅力的です。
個人的には、旅の快適さはシンガポールに次ぐレベル、物価は一般的な東南アジアレベルだと思っています。
ただし、外資系ホテルや外国人向けレストランを頻繁に利用するなど、高級路線で旅を進めようと思えば、当然それなりに費用はかかります。
比較的治安や衛生環境が良いマレーシアなので、屋台や安宿を積極的に利用しても不自由なく旅を進めることができると思います。
注意すること
ここまでマレーシアの良いところを書いてきましたが、安全に旅をする上で注意しなければいけないこともあります。
それは、宗教や慣習のことです。
例えば、マレーシアはイスラム教を国教としていますが、イスラム教には生活のルールやタブーが多く存在します。
こういった規則は、イスラム教徒以外の人には強制されることはありません。
ただし、露出の多い格好やアルコールでの失敗を避けるようにするなど、周りの人への配慮は必要です。
多民族国家だからこそ、それぞれの民族や宗教の考えを理解して、尊重することが大切だと思います。
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