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旧海軍司令部壕

ワクチンの副反応を考慮して、今日は1日中ホテルにこもっている予定だったが、起きてみたら接種部に鈍い痛みがあるだけで体調はいつも通り。

というわけで、お散歩に行くことにした。
目的地は、旧海軍司令部壕。


防空壕の周辺は大きな公園として整備されていて、市民の憩いの場となっている様子。
スピーカーからは、長閑な三線の音色がペンペンと鳴り響き、今でこそ平和そのものといった風情である。

高台にあるので、見晴らしがいい。
遠くに海が見える。

↑資料館の入り口にある碑

↑防空壕入り口

防空壕内部は薄暗い。
コンクリートの壁には、集団自決で使用した手榴弾の弾跡があったりして、生々しい歴史がそのまま残されている。
訪問客はぼくだけだったので、ビクビクしながら見学した。

兵士の休憩用にあてがわれた部屋は驚くほど狭く、当時の環境の劣悪さをうかがい知ることができる。
防空壕には突撃用の出口もあり、「貧弱な武器で突撃し、帰還できた兵士はほとんどいなかった」という趣旨の立て看板を見て、彼らにとって本当の敵は何だったのか、思わず考えさせられてしまう。

壕を出ると、相変わらず見晴らしの良い景色が広がる。
壕の見学を終えた後だと、心なしか景色の見え方も違ってくる。
お気楽だった三線の音色も、哀愁を帯びる。


おまけ①

ワクチン接種の帰り道。
那覇の夜は暖かい。

島では、夜は長袖のシャツにカーディガンを羽織っているが、昨晩はTシャツでも寒くなかった。

おまけ②

夏の雲と秋の雲の共演。

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