GIRL IN ANARCHY 楽曲解説

こんばんは。
JULARKのキヨハラです。
普段は滅多にしないのですが、今日は僕達JULARK初の音源、GIRL IN ANARCHYについて解説していこうかなと、思ってます。
もしかしたら途中で飽きちゃうかも。
本当は自分の楽曲について喋るの嫌いなので。
でも、より多くの人に知って欲しいし、聞いて欲しいので、踏ん張ってみます。

まず基本的に、JULARKでもそれ以外でも、僕がつくる歌はほとんどがラブソングです。愛を歌ってます。
スピッツの歌詞が、愛と死について書かれていることに、強烈に憧れを持ってます。
その影響がJULARKの色んな楽曲の至る所に隠れてると思います。果たして見つけきるかな。

それでは本題。
まず、JULARKが始動する際に、どかんと、かっこいい歌を作ろうってなったのがこの曲ができたきっかけです。
当日ロックンロール！なかっこいい歌を描いたことがなかったので、かなり苦戦しました。初期のメンバーは洋楽、洋ロックに凄く博識だったので、沢山アイデアをもらって、それに負けないように僕も沢山聞き込みました。その時聞いたのが、マネスキンとかThe POLICEとか、レッド・ツェッペリンとかかな。
僕は今まで国内の楽曲ばかり聞いていたので、とても新鮮な期間でした。あの時のおかげで、今の音楽知識や、好みが広がったと思っています。

そして試行錯誤して、曲がある程度出来ました。
さて、次は歌詞です。
これがまたムズカシイ。

曲調的にはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTとかに近いとよく言われるし、自分でもそう思いますが、あまりに寄りすぎるのはすごく避けたかった、もちろんミッシェルは大好き。アベフトシ最高。

そこでなんとなーく、浮かんだのは、バンバンの『いちご白書をもう一度』でした。
この曲はだいぶ参考にしてます。良かったら聞いてみてね。
GIRL IN ANARCHYの曲構成としてはメロディは2パターンだけで、俗に言うAメロとサビ？なのかな。
Aメロなんですが、なかなかメロディが浮かばず、なぜ俺はこんなにも音程に縛られ無ければならないんだ！と悩み抜いた末、「じゃあ音程を無くしてしまえばいいんだ」という発想に至り、音程はありません。ラップに近いのかな。
ここのパートはTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTのシトロエンの孤独、ゲスの極み乙女のパラレルスペック、嵐の台風ジェネレーションからヒントを得ています。

※追記
YOASOBIのアイドルっていう曲にパクられたと過信しています‼️JASRAC‼️出番や‼️

カラオケで歌う時、音程のバー無くなって、歌う人困惑するやろなぁ、大人数でカラオケ行った時にこれ歌ったらちょっと恥ずかしい空気になるやろなぁ、と思いましたが、別にどうでもいいのでそれで仕上げました。

ちなみにAメロの歌詞に出てくるよく分からないフレーズ、実は大半が経験談だったりします。実はね。

〝ホラ吹き天気予報  それに似た微笑み
    改札の西口  絵にならない男
    最終通告は  首筋に咲くバラ
    例えてみるのなら  夏の低気圧〟

夏の低気圧みたいな女、いたら嫌ですよね。
僕もそう思います。
でもそういう女の子が好きです。

そんで肝心のサビ、僕の魂が籠った決意表明のような、そんな感じです。

〝アルゴリズムと似非文学で
   君を愛した歌を描くよ
   竜巻になるプロローグなら
   赤い爪研ぐ  GIRL IN ANARCHY〟

アルゴリズムとは、「問題を解決するための手順や算段のこと」です。
それと文学になりきれないようなニセの文学でラブソングを歌っちゃうんですって、まぁやだ。
ちなみに僕は歌を作る時、絵を描くようなイメージで作っているので

「うたをかく」
という文字には
「歌を“描く”」
とあててます。

あとはもうなんか自由に受け取ってください。
ネイルは好きです。僕もたまにしてます。

次

〝意味の無い造花  それに似た言葉
   回転木馬の日  アネモネのブルース〟

ここら辺はもう僕にもわかりません。
平沢進の歌詞みたいなイメージで勝手に解釈してもらって結構です。
作った時にちゃんと深い意味は考えたはずです。
花言葉が結構好きなので、お花の名前とかよく注目してみるといいかも。
そしてサビ。

〝アルゴリズムと似非文学で
   君を愛した歌を描くよ
   ラガービールと夜のくちづけ
   淀む陽炎  GIRL IN ANARCHY〟

生々しい描写が出てきましたね。
へへ。
ビールは結構なんでも好きです。
最近のブームはマルエフ。

〝Where is your mind･･･？〟

僕のオルタナロック好きが滲み出たワードですね。わかる人にはわかるかも。
リバーブたっぷりの囁きパートです。
コツは誇り高きイギリス人に憑依された気持ちになってみることと、少しねっとり囁いてみること。山芋以上、納豆未満くらい。
ちなみにライブでここ歌う時がいちばん気合い入ります。

そして最後。

〝アルゴリズムと似非文学で
   君を愛した歌を描くよ
   ジャグラーキングも恋の夢見る
   十番街のGIRL IN ANARCHY〟

壮大なラスト！僕はいつも大きなクルーズ船が出航する時をイメージしてここ歌ってます。豪華な船出、孤独への旅立ち。

ジャグラーキングも恋の夢を見るのよ、人間だもの。そう簡単にペカらないのが人生です。(？)

十番街というフレーズは出処が色々あります。良かったら調べて見てください。

そして渾身の叫び『GIRL IN ANARCHY』
ちなみに僕は中森明菜と結婚したいと21歳になっても本気で思っています。本気で。

JULARKの間奏＆アウトロのギターソロあるあるなんですが、ギターのmiyamoの完全なノリでレコーディングしているため、コピーするのはかなり難しいかなーと思います。挑戦者求む。
見事に成功した方には、地中海クルーズ･ペア10日間の旅への、挑戦権が与えられます！
(もちろんギターのmiyamoから、僕は何も関係ないし、知りません。)

気合いの入ったアウトロで、この曲は終わります。
リリックビデオ的な映像がつい昨日YouTubeに公開されたので、是非見てください。

まあ楽曲解説はこんな感じです。

音楽を聴いていて、最初は全然気づかなかったのにふとした瞬間に、「あー！そういうことか！」ってなる瞬間がたまらなく好きです。
JULARKを聞いてくれるみんなのことも好きです。
ありがとう。
この記事を読んでくれるあなたのことも好きです。
どうぞこれからもよろしくね。

2023年6月28日で、僕のバンド、JULARKは無期限活動休止しちゃいます。
残念な思いや寂しい思いをさせてしまってごめんなさい。

今はだいぶ落ち着いたのですが、一時期は音楽を続けられなくなるほど、精神的にイカれてました。

でもやっぱり、そんな時も音楽に救われました。

音楽のせいで精神的に限界を迎えてしまったのに、その地獄から蜘蛛の糸垂らして引き上げてくれたのも音楽やった。なんかあれやね、恋する乙女を振り回すクズ男みたいやね、音楽って。

6月28日、僕らJULARKと同じ地元福岡のthe private theaterという素敵なバンドの企画をやります。
JULARKの集大成です。
見納めに来るしかないですね、これは。
一生懸命ギターを弾いて、がむしゃらに歌います。
みんなに会えるの、楽しみにしてます。

楽曲解説シリーズ、気が向いたらまたやるかも。
お酒を飲んで、寝ます。
また明日。