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ターニングポイント

現在、非常勤の掛け持ちをしているが、その中の一つの職場を退職した。仕事内容としても一区切りとなった。

心はざわついている。
ここでやめていいのか、自分でもよくわからない。

戻りたくなったら戻ればいい、それだけのことなんだろうけど、いざ戻ろうと思っても、ここ数年間葛藤しながら身につけたものをその時には忘れてしまっていて“役に立たない”んだろうな、とも思う。
→辞めるくせに、また戻った時の心配をして悶々としてる矛盾w

でも、“やめよう“と思ったあの日の感覚をとりあえず信じてみよう。と思い直す。

退職日の明け方には…それ以前の仕事で困った場面の夢をずっと見ていた。
このことにはついのめり込んでいた、と思い出した一方で、、夢を見た後の感想としては“なんかこればっかりだと疲れるな“だった。

退職して辞めた業務のかわりに新しい仕事・業務も始まっている。
面談業務などについては、まだまだ“これでいいんだろうか“という不安がある。
特に、自分の話し方・聴き方について、まだ自分を信じられていないところがある。
本当に修正した方がいいところと、そうでないところが自分で腹落ちしていない不安がある。

ここでも“役に立たないとだめ“という気持ちが強くあることに気づいている。そんな時、自分でいることがちょっと難しくなる。

話し方や失言?について指摘を受けたこと…その時の衝撃みたいなものを、まだ引きずっているようにも思う。
でも、方法論の前に“ありかた“。
安心して自分でいられるような場や関係性をつくる。
基本的には「相手にとって」だが、その前提として「自分との関係性」もしかり、だと思っている。
そこに戻っていきたい。

………

専門職でありながら、仕事の領域を変えたのは2回目になる。
1回目は6年前。定年まで、できればその後も続けられる仕事を、という考えもあった。
いわゆるギアチェンジのような感じで。
しかし実際に始めてみると…私にとってはギアチェンジではなかった。
以前の仕事はその日の密度は濃いものの、それで完結することが可能だった。しかし変えた後は長い期間関わり続けるものであったので、時間で区切ることが自分にとっては難しく、どんどん深みにハマってしまうように感じた。
そもそもライフワークのようになるかどうかはやってみて決めるつもりでいた。
興味が尽きなくて深みにハマっていくのは良いことだと思うが、自分の感覚としてはそうではなくて、やっておかないといけない気がするからやる(←キリがない)という感じであった。
なので、いつまでも仕事のことが頭から離れなくなり、そのことを苦痛に感じるようになっていた。

以前から、とことん考え抜くようなところがある。
それをこだわりと表現されることが多い。良い意味でも悪い意味でも。
完璧主義と表現されることもあるが、私としては完璧にすることそのものにアイデンティティがあるとは思わなくて、必要なことは抜かりなくしっかりやりたい、というつもり。必要かどうかについては時間をかけて考えたいし、様々な人が関わる時は、自分だけで判断しないで関わる人の意見を聞いてから進めたい、と思う。
(必要じゃないと思ったらバッサリ切ることもあります。その落差は大きいかも)

なので、自分がトップで絶対的な決定権を持っていたり、即断即決を求められたりするのはあまり得意でない領域。リーダーになったときもあったが、みんなの意見を聴いたり、自分で泥臭く足を運んで後ろから支えたりするタイプだった。

事前にリサーチしたり時間をかけて考えたり準備できる状況だったら、かなり良い仕事ができると思うけど…多分裏方や参謀のほうが向いているのだろうな。

スピード感に欠けるのは事実で、ゆっくりな人間なんだと思う。
(歩くのはめっちゃ速いけどw)
そして、タスクが多くなるほど、全てにそんな手間暇はかけられなくなるから熟考していないものがたくさん積み上がり…そのこと自体にストレスや不安がとても強くなってしまう。
わからないものばかりが蓄積している、でもわかるようになるための努力がもうできない。全然楽しくない。そんな状態に陥っていた時期は、仕事中に涙が出てしまうことも何度かあった。

昨年のブレーキは、「再度、ギアチェンジとして今後の仕事や働き方を考える必要がある」と身体と心が教えてくれた、と思っている。
そう、私は本来ゆっくり準備する時間が欲しい人なんだ、と認めてみたら…マルチタスクは諦めざるを得ないと思った。
慣れてきたら違うのかもしれないが、多分あまり変わらないのではないかな、と過去2回の経験から感じている。

自分に対するこれらの仮説?を元に再び新しい分野へのチャレンジが始まっているが…どうなることやら、である。

あまりに気が利かない娘にほんっとイライラ💢して、気晴らしのビールを久しぶりに飲む。
ノンアルに慣れてしまい、1本で十分酔っ払い。。