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自分の仕事について

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実況アナウンサーという自分の仕事について書いた記事を集めています。
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#オリンピック

インドでも実現していない、世界初の「タブラ実況」とはどんなものだったのか?

インドでも実現していない、世界初の「タブラ実況」とはどんなものだったのか?

東京オリンピックは選手にとってはもちろん、実況アナウンサーにとっても晴れ舞台だ。中継を担うNHKや民放キー局のアナウンサーたちは、ずいぶん前から取材を重ねて、選手の姿や競技の様子を言葉で伝えるのである。彼らの声がテレビから流れる裏で、僕はタブラの演奏を実況することを思いついたのだ。

しかし、タブラ、と聞いてもピンと来ない人も多いだろう。

タブラとは、北インドの古典音楽には欠かせない打楽器で、い

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東京オリンピックの裏でタブラの演奏を実況することになった

東京オリンピックの裏でタブラの演奏を実況することになった

(追記)このイベントはすでに終了しています。

次回の実況芸イベントは、タブラ奏者のU-zhann(ユザーン)さんとセッションする。タブラとは、北インドに伝わる打楽器で、インドでは日本のピアノのように習い事に含まれるポピュラーな楽器だが、日本では演奏する人は少ない。では、なぜこの珍しい楽器を僕は実況しようと思ったのか。ここで説明しておこう。

イベントの開催を決めたのは楽器よりも、まずU-zhaa

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