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補助輪。

はじめて自転車に乗ったとき、補助輪を付けて乗った子供時代、きっと誰にでもあったでしょう。

補助輪を外して、一人でこげるように練習して乗れたあの瞬間。あの瞬間だけは、決して誰かが助けてくれたわけじゃない。

そう、人はただ自分一人でしか乗り越えないといけない瞬間が必ず訪れます。
それはそれは、孤独で耐えられない重圧や、プレッシャーも強くのしかかるでしょう。

でも、その孤独を乗り越えないと一人で自転車に乗れずにずっと補助輪を付けたままで過ごしてしまう。

だから、一人で乗り越えないといけないときに誰かが手を差しのべちゃいけない。
その瞬間だけは、見守らなくちゃいけない。

誰かとの助け合いや、支え合い、協力して生きていくことはもちろん大切です。

それでもやっぱり、自分の成長の前には必ず孤独があるということです。

補助輪を外して、誰かと楽しくツーリングできるようになるには、自由に運転して綺麗な景色を見るためには、行きたい場所に自由に行くためには、補助輪を外すという孤独な作業が絶対に必要なんです。

耐えきれない苦悩が押し寄せてきたなら

それは

"もう今までの自分じゃ乗り越えることはできない。今までの自分を越えた自分になるしかない"

ということです。

今までの自分を越えた自分。

そう

「成長する」ってことです。

一見、辛い出来事は、自分が壊れていくだけに思えてしまうけど、それは一度自分を解体して、再構築するための荒治療的な前段階みたいなものです。

「補助輪なんていらない。自分でこぎたいんだ。」

そう心の奥から訴えている自分がいて、自分自身が自分のために補助輪を外すための試練という、孤独と苦悩を選んだってことなんです。

だから現実に負けないで。

今、その孤独はさらなる自分のための
成長のためにあるから。

次の自分が待ってるから。

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