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3分まとめ 「ヘンテコノミクス」

どうして読んだか

前回読んだ「基礎から学ぶ認知心理学」が面白かったので、よりビジネス実践に近そうな行動経済学の本を選びました。前回の本は大学生向けの教科書でしたが、これはほとんどマンガで読みやすいのも選んだ理由です。

 3行まとめ

・人間は合理的な判断をしていない
・状況に応じて判断は変化する
・軽く読めて楽しい本

読書の意図

行動経済学のWebサービスへの応用のヒントが見つけたかった。参考になりそうなのは以下。
・罰金による罪の意識の低減が新たなマネタイズになりそう
・選択肢があることで市民権を得たかのように感じる(おとり効果)ことを利用して、比較広告によって受容性を高められそう

印象に残った内容

・人はイメージに囚われて偏った判断をする(代表性ヒューリスティック)
・名誉や報酬(外発的同期)がモチベーション(内発的動機)を阻害する
・入手方法や状況で金銭的価値が上下する(メンタルアカウンティング)
・後に提示された方を強く評価する(新近効果)
・トータルの報酬が同じでも、段々高くなる方が満足度が高い
・間違いでもみんなと意見を揃える傾向がある(集団同調)
・無料による選好の逆転
・プラセボ効果実際に薬が売られている

感想

かなりライトな本でしたが面白かったです。身近な例を通して、行動経済学の法則をマンガで教えてくれます。こっちを入り口にして認知心理学にダイブする方が良さそうです。当初の目的のビジネス実践という意味では、この本をインプットに発想はできるとは思いますが、やはりもっと深い知識があった方がいいので、「基礎から学ぶ認知心理学」も読むのをお勧めします。

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