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奈良の魅力

奈良? 大仏だけの一発屋だろ?

とか言ってる人。

いい加減にしてください。怒りますよ。

奈良は魅力がいっぱいです。

奈良生まれ、奈良育ち、奈良住まい、奈良から出られない、そんな私が奈良の魅力を存分に紹介していきます。

思っていたより小さい奈良の大仏

奈良と言えば大仏。大仏と言えば奈良。

見たことのない人はとても大きな大仏を想像するでしょう。

でも、皆の想像よりほんのちょっとだけ小さい。それが奈良の大仏。

それは悪いことではないのです。

「奥さん、ワシ、思ってたより小さいでっしゃろ」

この謙虚さが何よりの魅力。

日本という国は謙虚ささえあれば、なんとなくうまく世を渡っていけます。

そんな日本の心を改めて思い出させてくれるパンチの効いた大仏様なのです。

人よりヒエラルキーが上の鹿

奈良市に来るとまず驚くのが、我が物顔で街を堂々と闊歩している鹿の存在です。

それもそのはず。奈良市では鹿の方がヒエラルキーが上です。

鹿様がお菓子を要求すれば、跪いて差し出なければいけません。

それだけに飽き足らず、食べ物が入っている袋ごと引ったくられることもあります。

目で懇願しましょう。

「やめてください」と。

しかし、鹿様は我々のような下等生物に慈悲を見せてはくれません。

人間にできることはただ祈ることのみ。

静かに手を合わせるしか、ないのです。

静かに……厳かに……

古墳が多い。それはもう、イヤに多い

奈良は昔、偉い人がたくさん住んでいたので、古墳がたくさんあります。

古墳は偉い人の墓です。

観光都市に限らず、その辺歩いていれば古墳がひょっこり出てきます。

だからと言って、何をするわけでもありません。

ただの墓ですから。

墓なのです。

一流都市、大阪様、京都様の隣にある

あまり口に出すのも、恐れ多いのですが、

奈良という県は左に日本第二の都市、「天下の台所」大阪様。上に「日本の古都」京都様があります。

奈良はそんな一流都市に隣あっているので、すぐ行くことができます。

東大阪に生駒山を隔てて隣り合ってる、生駒市というところは大阪で勤める方のベッドタウンになっています。人口減少とか言ってる昨今、この街だけは人口が増えてます。

ありがたや~大阪様。京都様。

いや~恐縮です。ホントに。

ちなみに左下に、え~と、和、和歌山? だったっけな? というところがあり、右には、え~と、さ、さんじゅう? いや、みえ、だそうです、三重というところがあり、右上に大きい湖のある県があります。奈良とは差し当たり関係ありませんが、一応覚えておくとよいでしょう。

明日香村

日本最古の飛鳥寺とか、蘇我馬子の墓である石舞台古墳とかあります。秋は彼岸花がこれでもか、というくらい咲きます。と同時にカカシ祭りが開催されます。

カカシにしてはクオリティが高すぎるものがあり、道にはロクに明かりもないので、夜に見ると恐すぎて失神しそうになります。気をつけてください。

西大寺

寺です。本堂は明かりがたくさんあって綺麗です。ヒマで仕方ないなら行ってもかまいませんが、まあ、行かなくても大丈夫でしょう。本堂の受付の人は愛想が大変良いです。

法隆寺

寺です。有名ですが、まあ、退屈なので、行かなくても大丈夫でしょう。法隆寺がある斑鳩町も何もないところです。あと、車で行く人は気をつけてください。町中は道がやたらと狭く、どこぞの壁にひっかけてしまうと大問題になります。行かない方が身のためです。

平城京跡

平城京の跡地です。がらんとした、だだっ広い所です。船があります。あと、大きい門があります。車で通り過ぎる程度で良いでしょう。

唐招提寺

寺……ですね。大きいです。奈良市からもちょっと離れているので、無理して行かなくてもいいです。ただの寺です。

金峯山寺

吉野にある寺です。デスラーみたいな顔色の仏像が三体もあります。遠いので行かなくていいです。

長谷寺、朝護孫子寺、当麻寺

寺です。


どうだったでしょうか? 奈良の魅力は伝わりましたか?

やはり奈良の最大の魅力は「大阪、京都に隣り合わせていて、比較的すぐに行ける」というところです。

さあ、次のGW10連休は是非、大阪、京都へ! 時間を持て余すようであれば奈良へ!

お待ちしてます!

#奈良 #旅行 #エッセイ #寺

働きたくないんです。