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心が温かくなるかもしれない思い出

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2018年11月の記事一覧

史上最悪のパーティ

ひとり暮らしを始めて一か月くらい経ったある日のこと。 ブラック仏壇屋に朝から晩までコキ使われ、ヘトヘトで帰宅すると、どうも部屋が騒がしいことに気がついた。誰かいるぞ。 玄関に入ると案の定、オカンが出てきた。「おかえり~」 …………いつ合鍵を作ったのかわからんが、オカンだからまあよい。ただ、中にも誰かいそうだ。妹か? オトンか? おそるおそるリビングに入ってみると、そこには身内はおろか、まったく知らんオバハンが三人、地べたでフライドチキンをむさぼり食っていた。 「あら

ぼくのおばあちゃん

私のおばあちゃんはパワフルババアだった。 太っており、身体がまん丸。「可愛い」と評判のおばあちゃんだったが、大阪の八尾出身で河内弁バリバリ、めちゃくちゃ口が悪い。 そんなおばあちゃんをいくつかのエピソードを交え、紹介。 垂れた乳で汗を拭くおばあちゃんは巨乳で昔はよくモテたらしいが、案の定、垂れた。 「胸が痛い」 と言うから、母がおばあちゃんの胸を見たら垂れた乳がズボンに挟まっていた、という件(くだり)がお決まりだった。 おばあちゃんは汗っかき。常にタオルを持ってい

ビーダマンの改造と筋トレはほどほどに

『爆走兄弟レッツ&ゴー』世代、いわゆる『第二次ミニ四駆世代』には遊ぶおもちゃに事欠くことはなかった。 ミニ四駆ほどではないが、人気のあったおもちゃのひとつに『ビーダマン』がある。 穴が空いている後頭部からビー玉を入れ、お腹から発射するフィギュアだ。 このおもちゃの最大の特徴は何と言っても「遊び方がさっぱりわからない」こと。 お腹からビー玉を発射できたからといって、一体なんだと言うのだろう? 的当てくらいしか思いつかないが、そんなの面白くもなんともない。 漫画ではサバ