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「自分を大切に」する先に

夏休みが始まって2週間が経過しました。気が付けば全然更新してなかったので、久しぶりの更新です。更新しなさ過ぎて、ちょっと焦ってます(笑)

ここ最近の学びや、自分自身の出会いをふり返ると、「その先を見つめよう!」というテーマが出てきています。

7月は、今までの友人知人や、初めてお会いした方と、1:1でお話する時間を多く持つことを心がけていました。相手の話を聞いて、自分自身の世界が広がるし、話を聞くことで課題が見つかれば、「こうしてみたら」と言うこともあり…1:1でしか味わえない時間を楽しみました。

その中で、「やりたいことをやっているのに満たされない」「色々なことにチャレンジしているけれど、なんか足りない気がする」という方と出会うことが多くありました。
 
ある方は、たくさん本を読んで学び、実践を重ねている方でしたが、「なんかこんだけやって色々やってきたはずなのに、何か物足りないんですよね」ということをお話ししてくださいました。

僕自身も、過去にそんな経験がありました。学級がうまくいかなくて、「なんとかしなきゃ」と遅くまで教材研究したり、本をたくさん読んで勉強し、学級で実践したり…と色々やったけれどうまくいかない。

そんな時に、当時の大先輩から、「あなたが学校に来ているだけでいいの!元気に来ることが大事なんだよ!」と声をかけてもらって、気が楽になったことを覚えています。

今思い返せば、必死でノウハウを集めているときって、「このままの自分じゃいけない」って自分にダメ出ししているような感覚に陥ってたんですね。そんな時に、「自分の存在こそが大事」ということに気づかせてもらってからは、あまりノウハウ本を手に取らなくなりました。

「自分の存在こそが大事」という感覚があると、多少クラスが賑やかでも、「元気だねえ」と温かい言葉が自然と出てきます。よく「褒めて子どもを伸ばそう」と言いますが、褒めることで子どもをコントロールしている感じもあって、好きじゃないんですよね(笑)自分が心から「素敵だねえ」「頑張っているねえ」と子ども達に声をかけられるようになると、子ども達との関係も、自然とよくなっていったのです。

サラリーマン時代に背伸びして苦しくて、体調崩した、という過去がありながら、気が付くと同じことを先生になってもやっていた!人間は忘れやすい生き物なので、そういうこともある(笑)と自分を励ましながら、自分を大事にしていくことの大切さを、教えてもらいました。

拙著『がんばりすぎない技術』は、そんな自分を大切にすることの大事さをぎゅっと詰め込んだ本になっています。自分を大切にすることが、目の前の子ども達を、そして、自分や家族を大切にすることにつながっていく。「自分を大切にする」だけで終わるのではなく、自分を大切にした先にあるものにも、目を向けてみましょう!

1冊目の『学級アイスブレイク』でも、そんな自分自身の「あり方」の大切さをお伝えしています。こちらは、学級ですぐできるアイスブレイクも載っていますので、夏休みの読書にどうぞ!


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