「隠し横目」で現場指揮官の気を引き締める【忍者の技と知恵 #215】
軍隊を編制したら25人組の「両」ごとに監視役を紛れ込ませます。監視役は誰かわからないように秘密にします。この役を「隠し横目」と言います。指揮官である将軍は、隠し横目と円滑にコミュニケーションを取り部隊の状態を把握しましょう。
人にはそれぞれ性格があります。大量生産の工業製品のように同一規格で人間の能力は揃えられません。優秀な人材が揃えばチームは強固ですがそうはいきません。「五人組の厳令」によってチーム内(伍)の結束力を保ちながら、両長は全体を取りまとめコントロールします。両長のコントロールが上手くいっているか、両長が仕事を怠けていないかを秘密に監視し、両長の気を引き締めるのが「隠し横目」の役目です。
5人単位の班、班が複数集まった組を取りまとめる長、それぞれのレベルごとに監視されていることを意識させることが組織力の乱れを防ぎ結束を高めることになります。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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