物を焼き、建物を焼き、敵の心を乱す。忍者使用のメリット⑨【忍者の技と知恵 #76】

国家の君主、軍の将軍は忍者を活用することで荒れた戦乱の時代でも国や民を守り、攻め寄せる敵を破り、太平の世を築くことができました。

忍者・忍法を使うことで得られるメリット・利益ベネフィットのその9は「放火」です。忍者は敵陣や敵城に忍び込み、内部から火をつけて敵の混乱を誘うことができます。忍者は放火に適した場所、タイミングを熟知しているため効果が高く確実な仕事が行えます。

「火付け」や「火攻め」など放火戦術のメリットは、①敵の建物を焼き使えなくする。②敵の物資（武器や食糧、資材）を焼き使えなくする。③火炎で敵兵を倒す。④消火活動に敵兵の人員を削がせる。⑤敵の心を混乱させる。があります。

【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新！『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

図解忍術秘伝書 万川集海 第一帖: 序・正心編 （図解 万川集海）

万川集海とは
『万川集海（ばんせんしゅうかい／まんせんしゅうかい）』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

Supported by Shinobi Design Project

Shinobi Design Projectは日本伝統の忍術の研究と実践を行い、その技術と知恵を活かした活動をしております。主な業務としてグラフィックデザイン、イラストレーション、プロダクトデザインなどのデザイン・製作を個人・小規模事業者をメインに受け付けております。お気軽にご連絡ください。