忍者の知恵を活かして情報戦を制する:ビジネスに役立つ情報戦略【忍者の技と知恵 #353】
情報のウソ・ホント、正確性を確かめる方法は「言葉・行為(または事象)・物証」という3つの情報が一致しているか?を確認することでできます。忍者はこれをよく知っていて、正確な情報を手に入れるときも、偽の情報を流すときにも利用しました。
敵軍に頭のいい軍師がいるとき、忍者は敵軍師と自国が内通している偽の手紙を作って配達員として入り、軍師を陥れる謀略を仕掛けます。これを忍術では「蛍火の術」といいます。
忍者は敵に偽情報を信じさせるために、自分が何のために来たか?「貴国の軍師が裏切り、私の主君と連携して…」という話をして、隠し持っていた軍師宛の手紙(偽の指示書)を見せます。忍者の潜入という”行為”、自白という”言葉”、手紙という”物証”の3つのピースを示すことで嘘を信じ込ませます。
現代社会の私たちにとって蛍火の術の謀略を使う機会はないので、仕事で使える正確な情報を知る方法として例を挙げてみます。
マーケットの調査に忍術を当てはめるなら、消費者の話をインタビュー調査し、店頭の様子を観察調査し、商品の販売数を購買データ分析し、情報を総合的に確認するという感じです。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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