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敵の視覚を奪って近づくのは忍者の基本【義盛百首 忍歌2】

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「雨風も しきりなる夜は 道暗く 夜討忍びの 働きもなし」
忍歌 義盛百首 第二首

【現代語訳】雨風がしきりに降る夜は、道も暗くてよく見えない。暗さで敵が視覚を使えないときに夜襲や忍び込みを行う。

【解説】天候だけでなく明暗も味方につける。自分は見えているが、相手は見えていない状況、自分が有利な状況で行動を起こす。

【超訳】自分が見えてるもの(知ってるものや持ってるもの)と、相手が見えてるものを比べる。相手には見えておらず、自分だけ見えてるものがあればこれを活かす。自分だけ知ってるというのはそれだけで有利なもの、後はそれをどう使うか?を考える。


義盛百首とは…
伊勢三郎義盛に仮託し作られた忍者の心得を読んだ計百首の歌。伊勢三郎義盛は伊賀出身で、源義経の配下で忍者として活躍したとされる。義盛百首は忍歌と呼ばれることもあり、軍法侍用集や万川集海などの忍術書に登場する。


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