相手の意識に映らず、主導権を確保して優位に行動する【忍者の技と知恵 #320】
物事を進める中で主導権というのは大事なポイントです。自分のやりたいことを通すために、対立することは避けつつ、こちらの意図に従って動いてもらわなければなりません。
忍術で、敵の怪しい動きの兆しを察知し、先手を打って動き敵を制するのを「如景術」といいます。如景術によって潜入させる忍者は、敵に怪しまれるリスクの低い顔や名前の知られていない蟄虫(街中に長期潜伏する忍者)や遁士(人里離れたど田舎に住む人)を選びましょう。
敵に怪しまれず潜入するというのは、敵の意識にとまらないということです。自分の存在が相手の意識にとまってしまっては、こちらの行動に対して良くも悪くも対応されてしまいます。この対応というのは、こちらの意思で決めることはできず、確実な予想もできません。つまり主導権を相手に取られてしまっている状況です。常に主導権を確保し、優位に行動するためには自分の意図は気づかれないようにし、相手の行動を知っておくことが大事です。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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