組織の力、個の力：忍者の忠義と大義から学ぶ大業を成し遂げるチームワーク【忍者の技と知恵 #370】

人一人では大きなことは成しがたく、だから人は集団によって仕事を行います。会社という組織には上司（指揮官）という存在があり、上下の繋がりによって個は集となり社会に貢献します。

忍者は優秀な将軍（指揮官）と息を合わせて行動することで大きな成果を上げます。私欲を捨て、自分の命は天（運命）に任せ、忠義と大義（正義）を胸に抱き行動します。

個人を集団と結びつけるには優秀な上司・指揮官の存在が必要です。個人は個の意識を捨て、集団としての能力向上を考えて行動することが大業に繋がります。人との繋がり（忠義）を意識した組織力、自分の行動に自信を持てる正当性（大義）を持って行動します。努力を尽くしても余りある、先の見えない不安感は運命（天）に身を委ねることで払拭し、前へ前へと行動します。

指揮官と息を合わせ、命は天命（運命）に任せて行動する

図解 万川集海 第三帖「陽忍編（上）」

図解 万川集海 第一帖「序・正心編」（無料版：2023再編集）

万川集海とは
『万川集海（ばんせんしゅうかい／まんせんしゅうかい）』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。