結局は本人の主観が上達を決める【パルクールを人に教える難しさ】

パルクールを教えるとき、動き自体を教えるのは難しくない。正確に相手の動きを見て、間違いを提示し補正してもらうだけだから

しかし難しいのは、相手に自分の中のイメージや心の動きに気づかせること。結局、頭でイメージしたものを身体で表現するのだから自分自身を正確に捉えられなければ上手くいかない

パルクールで新しい技を覚えるとき上手くいかないのは、勢いでやろうとして失敗したり形が粗になるパターンと恐怖心から勢いが出ないパターンの2つに分かれる。どちらのパターンも意識してるしてないに関わらず恐怖心に囚われていることで発生する

力が弱いと怪我するから思い切って跳ぶ。思い切って跳ぶと落ちて危ないからあまり跳ばない。根底にある心の反応は恐怖心で、まず恐怖心に向き合い安全な練習法を繰り返して大丈夫だと頭に覚えさせる。

大抵の人間は、子供大人に関わらず恐怖心を自覚できない。恐怖心=自分は弱いことを自覚することになるので気づかないようにしているとも言える。恐怖心があることを他人に言われるとそんな事ないと否定し意固地になる。

だからパルクールを教えるとき、とにかく褒めて気分をポジティブさせ、修正点を教え、身体操作のミスと自分の心に自ら気づけるように誘導し、恐怖に立ち向かう心を養い、今よりも良い自分になれるよう見守ってあげる。

結局のところ他人ができるのはこの程度のことで、これ以上どうこうするのは難しい。それでも今より良くなるように、そういう気持ちで教えることで指導のクオリティは保たれる。

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