自分の利益を得るために、相手に利益を与える。販売の忍者戦略【忍者の技と知恵 #287】
商品販売や提案を実際の利益に繋げるためには、相手にそれを使って自分にとって利益があるとまずは思わせなくてはなりません。自分の利益を得るために、まずは相手に利益を与えるということです。
相手が自分の利益だと思った行動に便乗して、こちらの利益になるように行動させることが重要です。
敵国が情報収集のために忍者を送り込んできて、これを発見したら捕まえて仲間にする術を「天唾の術」といいます。
天に向かって唾を吐くと自分に返って落ちてくるように、敵が送り込んだ忍者が返ってくると敵自身の害になってしまうことから天唾と名付けられました。
電気屋さんの販売員がお客の欲しい物を聞いて、上手く商品を提案して購入に繋げることができるのは、相手の利益に乗っかり自分の利益に繋げるという天唾の術の構造です。
本当に自分の利益になることは隠し、それとは別の主題となりそうなものを提案して副次的に自分の利益に繋げることができればより巧妙です。携帯を売るときに通信サービスも抱き合わせで売り、本体価格実質0円と言って契約を取るようなものです。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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