1対1対複数人の関係で、信用を強くする。【忍者の技と知恵 #300】
仕事や社会は人と人の信用の繋がりでできています。人間関係を広げたり、円滑な状態を保つには信用の強度を強くする必要があります。
忍者が味方を裏切って敵に寝返り、敵の信用を得てチャンスが訪れたら敵将を倒して味方に戻る。これを「谽谺の術」といいます。
忍者と主君の主従関係が世間に知られているとき、簡単な計略ではすぐに嘘だとバレてしまいます。そこで敵将だけでなく仲間も世間も騙すような計略で味方を裏切り敵につくのが谽谺の術のポイントになります。
敵を騙すには味方から、さらに直接関係のない世間も騙すことで嘘を事実にします。真実にできなくても事実にはできます。敵方に寝返るには敵の信用を得ることが重要です。忍者と敵将という個人と個人の関係で信用を構築するのではなく、忍者と元主君、忍者と敵将、忍者と世間というそれぞれの関係を見せて信用を構築します。
1対1の信用は、信用に裏付けがなく希望に元付いて信じるという行為です。1対1対複数という構造にすることで、信用できる材料を増やして相手の信用度に強度を持たせることができます。
【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。
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