習慣化した瞑想の利点「客観視を手に入れて雑念を払う」

瞑想は“いま”という“とき”に気づく

瞑想を習慣化すると自己認識力が上がる。自分が瞑想(呼吸)に集中できてるとき、雑念に想いを馳せているとき、「いけない、呼吸に意識を戻さなければ」と思うとき、「また余計なことを考えてしまった…」と悔やむとき、いろいろな思考をするときに気づくことができる。

その“とき”に気づくという事は、意識で自分の思考を客観視していることに繋がる。客観視しているというのは、自分が客観視できるということに繋がる。

雑念が少ないときはなんの問題もないのでその意識を続ければいい。

“いま”と過去を比べた客観視

問題は雑念の多いときだ。呼吸に意識を向けてもすぐ雑念を考えてしまう。また呼吸に戻しても、再び同じ雑念が出てくる。雑念が出たら呼吸に意識を戻して、マインドフルネス(今ここに集中する)状態を取り戻す。

ここまでは一般的なマインドフルネス思考だが、もう一個考えるべきことがある。いまに集中するのと同時に、いまと過去の状態を比べる。「いま自分はいつにも増して雑念が多い。でもそれは毎日あること?」自問自答を繰り返す。「毎日ではない、大抵の瞑想は呼吸に集中できてるが、今日の瞑想はいつもより雑念が多い。多すぎる」なぜか?雑念の原因を探る。

雑念の種類を探り対処する

雑念は過去の後悔?未来の不安?単なる欲求?という具合に過去・現在(欲)・未来のどの時間に対する思考なのかを探る。現在を指す単なる欲求はマインドフルネス瞑想をしていれば大抵薄れるが、薄れないもの(何度も再帰する)は疲れが蓄積しているため本能的に欲を欲している可能性がある。

過去の後悔は、もう終わってしまった事として変えられない事象。それを何度も思い出すのは終わったものとして割り切れていないから。忘れようとすると余計に思い出すので、痛いほど何が悪かったか思い出し、原因をさらい、次同じ事態になりそうならどうするか対処法を考えて訓練する。あとは時間経過に任せれば意識の後悔は忘却し、いまに戻れる。

未来の不安は、何が起こるかわからないことに対する不安。未来はいまの連続、いまの状態からどう発展して未来が来るのか考えて、想定しうる事態に備える。想定しうる未来はひとつではない、思い浮かぶこと全てを「あるかも知れない」と受け止めて対処法を考える。考えているうちにこれ以上は考えられない、考えてもどうしようもない、自分一人の力では無理があると思ってくる。ここまで来ると諦めの気持ちが表れて、未来の不安は無くなる。

瞑想の習慣化はデータ蓄積のため

マインドフルネス瞑想を習慣化すると、これまでの自分といまの自分を比較して、自分がどういう状態なのか?「あれ、どうやら自分はおかしいぞ」と気づくことができる。客観視が大事ということは誰もが偉そうに言うが、それをどう手に入れればいいかは誰も教えてくれなかった。客観的に自分を見れるようになるには、日々の瞑想の蓄積、習慣化ではなくデータとしての蓄積が必要である。

客観視を手に入れたい。不安や後悔など雑念を払いたい。そう思う人は瞑想を毎日続けてみてはどうだろうか?

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