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遠足は家に帰るまで、城攻めは国に帰るまで【忍者の技と知恵 #106】

城攻めの際、忍者は敵城に忍び込み内部から放火、侍は外から攻撃を仕掛けることで協力して城を落とします。忍者は突入してきた味方兵士に敵と勘違いされて殺されないように、仲間であることを示す印を用意しておきます。昼間は合言葉や合印、夜は紋入りの提灯を灯すようにして仲間であることを知らせます。

家に帰るまでが遠足と言いますが、落城しても、国に帰るまでが城攻めです。城攻めは敵城を落とすことだけ考えるのではなく、攻城までの準備、落城後の脱出、後始末まで考えなければなりません。目の前の戦いが目的ならいいですが、戦いは手段であり、目的は別にあります。確実な目的達成のために計画をしましょう。

戦争は手段であり目的ではありません。だから準備に時間が必要だし、終戦後の処理も大変なのです。どれだけのコストとリスクがかかり、リターンがあるのか考えて計画を練ることが重要です。

突入してくる味方に殺されないために、合言葉や合印を用意


【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新!『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

万川集海とは
『万川集海(ばんせんしゅうかい/まんせんしゅうかい)』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。


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