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人は判断を誤ることがある。判断ミスを踏まえた忍者のマニュアル【義盛百首 忍歌75】

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「夜回りに 討捨てるのは 大事なれ 早まり過ぎて 味方討ちすな」
忍歌 義盛百首 第七五首

【現代語訳】夜回りでの討捨ては危険、早まって味方討ちをしないように

【解説】夜回り(夜の巡回警備)で不審者を発見してもすぐに斬り捨ててはならない。夜は暗くて人の顔がよく見えないため、間違えて仲間を斬ってしまう事があるため注意。不審者は生捕にするのが基本。敵の情報を引き出したり、仲間に引き込むこともできる。

【超訳】判断を誤って取り返しのつかない事にならないよう注意。人は認識し思考・判断して行動に移すので、認識段階で間違えると思考・判断でミスに気がつかず誤った行動を起こしてしまう。誤認に注意するのと、誤った判断をするヒューマンエラーも考慮したマニュアルを考えておく。常時、人にはミスがつきもの、完璧には物事をこなせない事を頭の片隅に置き行動する。


義盛百首とは…
伊勢三郎義盛に仮託し作られた忍者の心得を読んだ計百首の歌。伊勢三郎義盛は伊賀出身で、源義経の配下で忍者として活躍したとされる。義盛百首は忍歌と呼ばれることもあり、軍法侍用集や万川集海などの忍術書に登場する。


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