火付けと城攻め、タイミングを読む力【忍者の技と知恵 #105】

城攻めでは忍者と侍の連携が大事で、敵城内に潜入した忍者の活躍で火の手が上がったら、城外に待機している主力部隊はこの機を逃さずすぐさま攻め込みます。ただし、火事が起きているのに城内が静かな場合、敵はまだ混乱していないと見て攻撃を待ちます。将軍は状況をよく観察し攻撃の判断をしなければなりません。

全てはタイミングが大事です。上手く機に乗れば大きな利益を得られますが、機を逃して行動すれば大きな損失になってしまいます。綿密な計画を立て、チームの連携がしっかり取れても、タイミングを知り判断できなければ効果を上げることはできません。常日頃から観察を心がけ、察知する力を養いましょう。

城攻め「攻撃開始」のタイミングを読む

【忍者の技と知恵】は毎週 月・水・金曜 朝8時ごろ更新！『図解 万川集海』を元に、忍者の技と知恵をお届けします。

図解忍術秘伝書 万川集海 第一帖: 序・正心編 （図解 万川集海）

万川集海とは
『万川集海（ばんせんしゅうかい／まんせんしゅうかい）』は伊賀甲賀49流派の忍びの術、古代中国や日本の謀略家・名将軍の技と知恵を結集し、悪しきものを捨て良いものを厳選し集大成した全21巻に及ぶ忍術秘伝書である。
万の川が集まり大海となるように、数多の術を結集したことから名付けられる。

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